未来への警鐘 原発を問う 作品情報
みらいへのけいしょうげんぱつをとう

2017年、トランプ大統領はアメリカをパリ気候協定から脱退させ、気候変動をでっち上げだとしたが、多くの人々は、再生可能エネルギーという形のクリーンエネルギーを選んだ。再エネへの世界の投資はおよそ3兆ドルに達し、太陽光は8割、風力は5割コストが下がった。だが、多大な努力と期待にもかかわらず、気候変動に関する政府間パネル(IPCC)は、30年以内に炭素排出をほぼ100%カットしなければ、2050年までに生態系と経済に深刻な被害が及ぶと示した。急いで発電を進める貧困国は、最も安く早く簡単な技術である石炭を使うが、石炭は世界中で1年に50万人の死者を出す他、癌や肺気腫、心臓病などの影響を出している。経済の成長により、2050年までに現在の2~4倍のクリーン電力が必要となるものの、現実的に見て再生可能エネルギーではこのギャップは埋まらない。広島・長崎への原爆投下、チェルノブイリ原発事故、福島第一原子力発電所事故など、人類はこれまで被ばくによる被害を目の当たりにしてきた。だが、石油・ガス業界が率先して行ってきた原子力エネルギーに対する大規模なネガティブ・キャンペーンによって、核に対する恐怖心を煽られた一面もあると、社会派監督のオリヴァー・ストーンは指摘する。今、人類が選ぶべきエネルギーとは何か。オリヴァー・ストーン監督は自ら原子力発電所などに出向いて取材をし、エネルギー問題を見つめ直す。
「未来への警鐘 原発を問う」の解説
「プラトーン」「7月4日に生まれて」でアカデミー賞監督賞を獲得したオリヴァー・ストーン監督が、エネルギー戦争の裏側を暴くドキュメンタリー。監督自ら原子力発電所などに出向いて取材をし「今、人類が選ぶべきエネルギーとは何か」を考察する。アメリカの科学者ジョシュア・S・ゴールドスタインの著書『明るい未来』を基に、原子力エネルギーを見つめ直す。2022年ヴェネチア国際映画祭CICT-UNESCOエンリコ・フルキョーニ賞を受賞。
公開日・キャスト、その他基本情報
公開日 | 2025年8月1日公開予定 |
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キャスト | 監督:オリバー・ストーン |
配給 | NEGA |
制作国 | アメリカ(2022) |
上映時間 | 105分 |
公式サイト | https://nuclearnow.negadesignworks.com/ |
(C)2023 Brighter Future, LLC.
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