5時から7時までのジュヒ 作品情報
ごじからひちじまでのじゅひ

大学教授ジュヒ(キム・ジュリョン)は、検査を終えた医師から乳がんの可能性が高いと告げられる。いつものように研究室へと向かうと、病気について検索し、年金について電話で問い合わせる。やがて、調理師として働いてから大学に入学した4年生のジユが訪ねてくる。彼女は卒業を前に、将来への不安を抱いていた。部屋を出ようとする彼女を、ジュヒは優しく抱きしめる。ジュヒは洗面所の鏡の前で胸元の感触を確かめたあと、舞踏家の教授と出くわす。教授は自分がどれだけ多くの仕事を押し付けられているのかを訴え、明るく立ち去っていく。小さな劇場で芝居の稽古が行われており、「自由を得てこそ死に勝つことができる」というセリフに苦労する俳優ユラに、演出家ホジン(ムン・ホジン)が何度もやり直させる。しばらくして、劇場の外で先輩ムニョンとホジンが話をしている。俳優たちを追い詰めるような態度を取りがちなホジンに、ムニョンは「ジュヒだから我慢した」と話す。ホジンはジュヒの元夫だった。ジュヒが娘を預けている母から電話が来る。そこで、若くして亡くなった叔母が乳がんだったことを知る。ある夫婦の関係が決定的に壊れる瞬間を描いた芝居の稽古を終え、楽屋に戻った俳優たちは、この芝居はホジン夫婦の実話なのではないかと噂する。ジュヒの研究室に、休学明けのウンジョンという学生がやってくる。彼女は不安そうな表情で、「勉強したら生きるのが楽になりますか?」とジュヒに尋ねる。
「5時から7時までのジュヒ」の解説
アニエス・ヴァルダの「5時から7時までのクレオ」へのオマージュとして、自分が乳がんの可能性があることを知った大学教授ジュヒの2時間の出来事と、元夫が演出する演劇を並行して描く。ジュヒの周りに散りばめられた言葉が彼女という人物を浮き上がらせていく。監督は、「ケナは韓国が嫌いで」のチャン・ゴンジェ。出演は、ドラマ『イカゲーム』のキム・ジュリョン。特集『映画監督チャン・ゴンジェ 時の記憶と物語の狭間で』にて上映。
公開日・キャスト、その他基本情報
公開日 | 2025年3月7日 |
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キャスト |
監督:チャン・ゴンジェ
出演:キム・ジュリョン ムン・ホジン |
配給 | A PEOPLE CINEMA=ショコラ |
制作国 | 韓国(2022) |
上映時間 | 75分 |
公式サイト | https://apeople.world/jang-kun-jae/ |
予告編動画
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