P.N.「ロマンティックエロ爺」さんからの投稿
- 評価
- ★★★★★
- 投稿日
- 2025-04-01
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崇拝する教皇が亡くなり信仰を無くしかけたロ―レンㇲ枢機卿が、教皇選挙を仕切りながら亡くなった教皇(神様)に導かれるように困難を乗り越えながら最善の新教皇の誕生させる奇跡を生み出し信仰を取り戻すと言う先品でした~!
きょうこうせんきょ
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崇拝する教皇が亡くなり信仰を無くしかけたロ―レンㇲ枢機卿が、教皇選挙を仕切りながら亡くなった教皇(神様)に導かれるように困難を乗り越えながら最善の新教皇の誕生させる奇跡を生み出し信仰を取り戻すと言う先品でした~!
よく、アカデミー賞有力は、大概、受賞しないものですが、この作品は、素晴らしい出来でした。
なぜか?鑑賞後の満足感もさることながら、ある想いがよぎりました。
これは、「風と共に去りぬ」を想起させました。以前、劇場で、完全版を鑑賞したから、武士道を連想するオープニングが、通常版には、なかったのです。あの強さの精神は、もしかしたら、武士道精神を作者が知っていたのかもしれません?
この作品に於いて、羊飼い(今までのリーダー像)と管理者の対比が描かれています。
管理者は、日本では、神話に隠された最高神、モーゼの逸話のありてある存在。
私達は、今まで、リーダーを欲していた時代を生きていましたが、これからは、管理者、隠された存在を意識する時代となりましか。
家庭にあっては、家事育児を司るのが、最高神。
職場では、目立つ方々では、なく、坦々と仕事を処理して行く方々。
今まで、隠された存在が、活躍する時代。
リーダーで、さえ、管理者には、敵わないのです。
日本の武士道のエッセンスとも言える「葉隠」を読まれた方々なら、この作品は、興味深く鑑賞できるでしょう?
わたくし個人的には、最高作品賞を心から贈りたいと思います。
良さが分からなくても、またいつか、分かると思います。
核心のネタは「またか」感があるが、そこに至る経過や煩悩に塗れた聖職者の人間味は非常に面白い。
英語と伊語の使い分けが分かりづらかった。