奇麗な、悪 作品情報
きれいなあく
ひとりの女(瀧内公美)が、街の人混みを歩く。まるで糸の切れた風船のように。生きることすら危ういと感じさせるその女が辿り着いたのは、一軒の洋館。女は思い出す。そこは以前、何度か訪ね、診てもらった精神科医院だった。人の気配のないまま、ドアが開く。静けさが待ち受けている。医師は今もどこかにいるのか? 部屋の空洞に吸い込まれるように、中に入っていく女。そして以前と同じように、患者が座るリクライニングチェアに身を横たえる。それはあたかも、目の前にあるピエロの人形に見つめられているかのようだった。そして彼女は“火の……火の話から始めることにします”と幼少の頃、カーテンに放った火で起こった事件から話し始める。そして……“今日は、全部話す”と。
「奇麗な、悪」の解説
芥川賞作家・中村文則の小説『火』を、奥山和由が監督兼脚本で映画化。街の人混みの中を歩き、精神科医院を訪れたひとりの女。患者用のリクライニングチェアに身を横たえた彼女は、幼少の頃、カーテンに放った火で起こった事件からその生涯を語り始める。出演は瀧内公美(「由宇子の天秤」)ただ一人という実験的作品。
公開日・キャスト、その他基本情報
公開日 | 2025年2月21日公開予定 |
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キャスト |
監督:奥山和由
原作:中村文則 出演:瀧内公美 |
配給 | NAKACHIKA PICTURES |
制作国 | 日本(2024) |
上映時間 | 78分 |
公式サイト | https://kireina-aku.com/ |
(C)2024 チームオクヤマ
予告編動画
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