鷲と鷹(1970) 作品情報
わしとたか
1870年頃のアリゾナ。目もくらむ砂塵の中を、群盗の一団が現れた。隊長のレミー(ウォーレン・オーツ)は、部下のフェア(ジョン・デイヴィス・チャンドラー)に先に、ロンリー・デルの町に向かわせた。その町は、川の東岸の開拓地で、トラビス船長(リー・ヴァン・クリーフ)の作ったはしけが、町の人々の交通を助けていた。彼は自然を破壊する町の人々を嫌い、男まさりのノラ(マリー・ゴメス)と同棲していた。明け方近く、町についたフェアたち3人は、トラビスを縛りつけ、仲間と掠奪品の到着を待った。その頃には、レミーたちは近くの鉱山町バックスキンを襲い、皆殺しのあげく、馬車3台分の掠奪品をせしめていた。粗暴な隊長レミーとは対照的な、副首領のマルケットは、この戦いの最中に、静かに工学の本を手にとったりしていた。一方、とらわれの身となっていたトラビスは、友人のフィル(フォレスト・タッカー)に助けられ、逆にフェアを捕虜にして、町の人々をはしけで西岸に避難させた。やがて町に着いたレミーは、この有様をみて怒り狂ったが、はしけがないので、どうすることもできなかった。そこで、都合の良い取り引きをもち出したが、トラビスは、いっこうに応じなかった。だが、狩りに出ていた町の住人ローランドが、捕虜になってしまった。そして、相手の捕虜となっているフェアを、無情にも射殺させたレミーは、ローランドの命とはしけを交換しろと脅しに出た。ローランドの妻アンナ(マリエット・ハートレイ)は、夫を救ってくれたら、肉体を与えると、トラビスに約束した。彼はフィルを連れて川を渡り、不敵にも群盗団に潜入、無事ローランドを救出、約束通りアンナを抱くのだった。人質をとられ怒りにかられた群盗団は、知恵者のマルケットがいかだを組み、それでトラビス達を攻撃しようと試みたが失敗し、逆にレミーに射ち殺されてしまった。そして、ついにレミーはトラビスと、1対1の対決を迫った。1発目の銃弾は互いにはずれたが、トラビスの2発目の弾丸はみごとに、レミーを射抜いていた。
「鷲と鷹(1970)」の解説
兇悪な強盗団にただ1人たち向かった不敵な男。総指揮は「復讐戦線」のオーブリー・シェンク、製作は「猛烈なる復讐」のハル・クレイン、監督は「セメントの女」のゴードン・ダグラス。脚本はジョージ・シェンクとウィリアム・マークス、撮影はジェラルド・フィナーマンとデール・デバーマン、音楽はドミニク・フロンティア、美術はアレン・E・スミス、編集はチャールズ・ネルソンがそれぞれ担当。出演は「地獄の戦場・コマンドス」のリー・ヴァン・クリーフ、「ワイルドバンチ」のウォーレン・オーツ、「西部の男」のフォレスト・タッカー、「宇宙からの脱出」のマリエット・ハートレイ。他に、カーウィン・マシューズ、マリー・ゴメス、デイビス・チャンドラーなど。
公開日・キャスト、その他基本情報
公開日 | 1970年6月20日 |
---|---|
キャスト |
監督:ゴードン・ダグラス
出演:リー・ヴァン・クリーフ ウォーレン・オーツ フォレスト・タッカー カーウィン・マシューズ マリエット・ハートリー マリー・ゴメス ジョン・デイヴィス・チャンドラー |
配給 | ユナイト |
制作国 | アメリカ(1970) |
ユーザーレビュー
レビューの投稿はまだありません。
「鷲と鷹(1970)」を見た感想など、レビュー投稿を受け付けております。あなたの映画レビューをお待ちしております。