ミサイル空爆戦隊 作品情報

みさいるくうばくたいせん

アメリカ戦略空軍部隊に新任のジム・コールドムェン大佐(ロック・ハドソン)が着任した。そして旧友のファーが彼の副官として任命され、部下たちに苛酷な勤務を要求する大佐に気を使って部隊内に盛り上がりはじめた大佐に対する反抗心を押さえようと苦心するが、冷酷なまでに仕事に忠実な大佐は基地司令部官ファムラー大佐(バリー・サリバン)を解職し、さらに隊員の勤務日程をひきしめた。大佐の妻ビクトリア(マリー・ビーチ)は夫婦ともに過ごす時間も乏しく、神経の緊張を和らげる機会もない。彼は大統領から直接開戦命令を伝えてくる赤電話を守る一方、爆撃機の空中給油演習にも自ら操縦棹を握り、陣頭指揮をとった。核戦争の危機を身をもって感じている大佐には無理からぬことと言えた。だが、夫の冷酷さを持つビクトリアはいつしかファー大佐と親しむようになり、ジムはファーとの人情味を譲って、彼も解職しようとした。この間にくびになったファムラー大佐の自殺未遂事件などが起こり、部内のジムへの不満は大きく膨れた。このとき不意にカービー将軍が随員とともに来て出動準備の不時検閲を宣した。だが、数機が予期しなかった故障を起こし、検閲の失格が予想された。ファー大佐は独断で不調の一機に出動を命じ、辛うじて検閲に合格させた。カービー将軍もファーの処置をとがめず、部隊は好成績をおさめた。ジム大佐は部下の心を掴むことの大切さを悟った。ビクトリアも基地の病院に勤務して、戦略空軍部の将士たちがいかに真剣に任務についているかを知り、ジムの冷酷さにも理解の心を開き、夫の側を離れまいと決心した。

「ミサイル空爆戦隊」の解説

ロバート・ピロッシュの脚本を「ミンクの手ざわり」のデルバート・マンが監督した空軍もの。撮影は「ポリアンナ」のラッセル・ハーラン、音楽は「ジャングル地帯」のジェリー・ゴールドスミス。出演者は「ミンクの手ざわり」のロック・ハドソン、「予期せぬ出来事」のロッド・テイラー、「年上の女」のメアリー・ピーチ、「荒野の3軍曹」ヘンリー・シルヴァなど。製作はサイ・バートレットである。

公開日・キャスト、その他基本情報

配給 ユニヴァーサル
制作国 アメリカ(1963)

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最終更新日:2022-07-26 11:04:01

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