無頼の谷 作品情報

ぶらいのたに

1860年代の西部。ワイオミングのある町に住む若者ヴァーン(アーサー・ケネディ)とベス(グロリア・ヘンリー)は近く結婚するはずだった。ある日、ベスの店に2人組の強盗が入り、売上金をさらった上、ベスを殺して去った。ヴァーンは町の者と一緒に強盗の後を追ったが州境まで来て見失った。州境を越えればワイオミングの法律ではどうにもならない、ヴァーンは一同と別れ、仇を求めて単身旅に出た。そして、山中で強盗の1人が瀕死の重傷で苦しんでいるのを発見、水を与えて相棒の行方を問いただしたが、男は“チャック・ア・ラック”と口走っただけで息絶えた。ヴァーンはこの言葉をたよりに州から州へ仇を探し求めるうち、チャック・ア・ラックとはメキシコ国境に近い牧場の名で、フレンチー・フェアモント(メル・ファーラー)という無法者がその所在を知っていることをつきとめた。チャック・ア・ラックの主人は酒場の唄女上がりのオルター・キーン(マレーネ・ディートリッヒ)という女で、フレンチーはその恋人だった。ヴァーンはフレンチーがある町の留置場に入れられていることを知り、故意に乱暴を働いて役人に捕まり、フレンチーと一緒に脱獄した。フレンチーはヴァーンを連れてチャック・ア・ラック牧場に戻った。牧場には沢山の無法者がかくまわれており、オルターは男たちが仕事するごとに分け前をとっていた。ある夜ヴァーンはオルターの胸にベスのブローチがつけられているのを見、その出所を知るためオルターに愛を囁いて取り入った。オルターは本気で彼に惹かれるようになり、フレンチーとヴァーンの間に気拙い空気が出来た。根気よく探した結果、ヴァーンはついにベスを殺した犯人を見つけだし、役人に引き渡した。無法者たちは、オルターが犯人の名を明したと誤解して彼女を責めた。フレンチーが彼女を救おうとしたがピストルを向けられ、2人が危くなったとき、ヴァーンが応援に現れ、烈しい撃ち合いとなった。無法者たちは撃退されたが、オルターはフレンチーの身代わりになって死んで行った。フレンチーとヴァーンは牧場を後に、馬を並べていずこともなく去って行った。

「無頼の谷」の解説

「拳銃の誓い」のハワード・ウォルシュが1952年に製作した西部劇。「ルビイ」のシルヴィア・リチャーズの原作を「デジレ」のダニエル・タラダッシュが脚色、「復讐は俺に任せろ」のフリッツ・ラングが監督した。撮影は「乱暴者」のハル・モーア、音楽は「恐怖のサーカス」のエミール・ニューマンである。「キスメット(1944)」のマレーネ・ディートリッヒ、「ララミーから来た男」のアーサー・ケネディ、「円卓の騎士」のメル・ファーラー、「泣き笑いアンパイヤ」のグロリア・ヘンリー、「明日に別れの接吻を」のウィリアム・フローリー、「メリイ・ウィドウ(1952)」のリザ・フェラディ、ジョン・レイヴン、ジャック・エラムらが出演する。

公開日・キャスト、その他基本情報

キャスト 監督フリッツ・ラング
原作シルヴィア・リチャーズ
出演マルレーネ・ディートリッヒ アーサー・ケネディ メル・フェラー グロリア・ヘンリー ウィリアム・フローリー リザ・フェラディ ジョン・レイヴン ジャック・エラム ジョージ・リーヴス フランク・ファーガソン フランシス・マクドナルド ダン・シーモア ジョン・ケロッグ ロッド・レッドウィング スチュアート・ランドール ロジャー・アンダーソン チャールズ・ゴンザレス フェリペ・トゥリッチ ジョー・ドミンゲス I・スタンフォード・ジョリー ジョン・ドゥーセット
配給 映配
制作国 アメリカ(1952)
上映時間 89分

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最終更新日:2026-07-14 02:01:13

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