ヒッチャー(1986) 感想・レビュー 2件

ひっちゃー

総合評価4.5点、「ヒッチャー(1986)」を見た方の感想・レビュー情報です。投稿はこちらから受け付けております。

P.N.「オーウェン」さんからの投稿

評価
★★★★
投稿日
2023-12-19

この映画の題名のヒッチャーとは、ヒッチハイカーのこと。
米国では、実はヒッチャーを拾うのは違反なのだが、その理由を実感できる、サスペンス・スリラーの傑作だ。

ある夜、運転中に眠気に襲われた青年が、眠気覚ましになることを期待して、ハイウェーでルトガー・ハウアー扮するヒッチャーを拾う。

だが、次第に彼は、殺人鬼の本性を現わしていく。
クリス・トーマス・ハウエル扮する無垢な青年をいたぶり、どこまでも追うルトガー・ハウアーの冷血ぶりが出色だ。

ただの殺人鬼ではなく、恐怖の化身のような、不気味な存在感を漂わせて、実に見事だ。

 

P.N.「あとり」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2021-01-22

※このクチコミはネタバレを含みます。 [クリックで本文表示]

ルドガー・ハウアーが正体不明、でも確かに人間な殺人鬼「ジョン・ライダー」を演じてる古典名作ホラー
不条理・暴力・無慈悲な展開が好きな人には刺さる作品
見終わると色々と考察したくなる点は多いが、説明が無いまま終わるからこそ余韻として作品の良さにつながるという意味ではエンドロールまでが一つのシナリオ、といった感じ

少年が男へ成長する、という捉え方もできるが「周りを文字通り破滅させながら少年を男へ成長させる」という疫病神みたいなのがジョン・ライダーという存在

指ポテトやポケットのナイフの件など「いつのまに」かつ説明の無い展開も多いが、そこも含めて楽しめる作品

最終更新日:2023-12-29 16:00:01

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