800万の死にざま 作品情報
はっぴゃくまんのしにざま
マシュー(ジェフ・ブリッジス)は、ロス市警の優秀な麻薬捜査官だった。在職中に暴れる丸腰の売人を撃ち、正当防衛か過剰防衛かで本署より執拗な追求をうけ、酒に溺れ、休職、離婚。アル中で廃人手前までの彼は禁酒会での苦闘の6ヵ月の後に、なんとか社会復帰。まず禁酒会の女より、会わせたい女がいるとのことで、彼は山の手の豪邸のパーティに出席。そこで目的の女、サニー(アレクサンドラ・ポール)と会い、所を場末バーにかえて、彼女は彼に助けてくれと申し込む。あのパーティは、黒人マフィアのチャンス(ランディ・ブルックス)経営の秘密高級売春クラブだったのだ。翌日、マシューはチャンスに、サニーをクラブから抜け出せるようたのむが、埒があかず、高飛びしようとしたサニーは何者かに殺された。侮悟の念にさいなまれたマシュー。再び酒に溺れ、アル中保護センターで正気を戻すのに2日がたっていた。マシューは、サニー殺しの捜査を開始する。まずチャンスをしめ上げるが、手がかりはなく、クラブのサニーの友人サラ(ロザンナ・アークェット)に近づく。そして、クラブの常連のエンジェル(アンディ・ガルシア)の指に、サニーのブレスレットから脱落した飾りのリングを見る。奴が犯人だ。サラとマシューはいつしか心ひかれていた。一方、エンジェルもサラにぞっこんだ。マシューはサラを囮にエンジェルをつかまえようとするが、サラはエンジェルの手に渡ってしまう。だが、マシューはチャンスと共にエンジェルが売人をやっていた麻薬密売ルートと麻薬を発見。これをエサに、エンジェル一味をおびき出し、サラとの交換を迫る。激しい銃撃戦。その場からエンジェルは逃げる。チャンスの豪邸でマシューとエンジェルは対決、ついにエンジェルは倒れた。
「800万の死にざま」の解説
アル中で転落した元刑事が、麻薬・売春にからむコールガール殺人事件の真相を追うハードボイルド・ミステリー。製作はスティーヴ・ロス。共同製作はチャールズ・B・マルヴェヒル。監督は「チャンス」のハル・アシュビー。脚本はオリヴァー・ストーンとデイヴィッド・リー・ヘンリー、原作はローレンス・ブロックの同名小説(早川書房刊)。撮影はスティーブン・H・ブラム、音楽はジェームズ・ニュートン・ハワードが担当。出演はジェフ・ブリッジス、ロザンナ・アークェット、アレクサンドラ・ポールなど。
公開日・キャスト、その他基本情報
公開日 | 1986年11月22日 |
---|---|
配給 | トライスター・コロムビア映画 |
制作国 | アメリカ(1986) |
ユーザーレビュー
レビューの投稿はまだありません。
「800万の死にざま」を見た感想など、レビュー投稿を受け付けております。あなたの映画レビューをお待ちしております。