熱砂の風雲児 作品情報

ねっさのふううんじ

1940年、ドイツ軍がパリに迫ったという騒ぎの中で、デュフォール大佐(ジョージ・ドレンツ)は、アフリカの都市ティムブクツのフランス軍前哨基地において、徹底的な訓練を行なっていた。しかし多数の部下と強力な武器をもつアラブの太公エミールはフランスの統治を破壊し、自らアラブ帝国を建設することに専念していた。エミールの部下サリマンはアメリカ人の銃器密売者コンウェイ(ヴィクター・マチュア)と取り引きしていた。彼は実はフランスの機密機関員で武器を囮に、彼等に喰いこんでいたのである。コンウェイとエミールの取り引きが成立し、案内人と共にコンウェイは出発した。しかしサリマンの待ち伏せをうけコンウェイと数人が生き残った。彼等は止むなくボー・シェバの前哨基地に向かった。陰謀の巣ボー・シェバでコンウェイはふとしたことからデュフォール夫人(イヴォンヌ・デ・カーロ)の生命を救った。エミールはコンウェイを襲った愚かさを怒ってサリマンを殺した。エミールはコンウェイを疑ったが、彼は金のためにやったのだと答えた。おまけに彼は大佐の妻と恋仲であることもほのめかした。砦でデュフォールは、コンウェイから手紙を受取った。その中には、自分がアラブ側に忠実である点をようやくエミールに信じさせることに成功した旨が記されていた。。デュフォールは、エミールがいつ攻撃に出るかを知るため妻ナタリーを使にした。しかし2人に疑惑を抱いたエミールによって捕われた。エミールは、ナタリーを拷問にかけると脅したが、わずかの隙を見てコンウェイは、エミールの腹にカービン銃を押しつけ、ナタリーを自由にしなければ殺すと云った。その結果ナタリーは夫のもとに戻り、エミールはフランス軍に対する大攻撃の準備をした。戦闘は始まり烈しい戦闘で大佐は死んだ。三色旗は再びティンブクツの上にひらめき、ナタリーとコンウェイはならんで平和をとり戻した砂漠へ馬を進めた。

「熱砂の風雲児」の解説

第二次大戦中の仏領スーダンを背景とする冒険物語で、監督は「地獄の道連れ」のジャック・ターナー。脚本はアンソニー・ヴェイラー。撮影は「アリババの復讐」のモーリー・ガーツマン。出演するのは「熱砂の舞」のヴィクター・マチュア、「十戒(1957)」のイヴォンヌ・デ・カーロ、ジョージ・ドレンツ、ジョン・デナー等。製作エドワード・スモール。黒白・スタンダードサイズ。1958年作品。

公開日・キャスト、その他基本情報

配給 松竹=ユナイテッド・アーチスツ
制作国 アメリカ(1958)

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最終更新日:2022-07-26 11:04:03

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