第八高地突撃隊 作品情報

だいはちこうちとつげきたい

1953年7月、朝鮮板門店での休戦会談も大詰めに近い頃、ハレン中尉(ベインズ・バロン)の率いる米軍突撃隊は、厳重な北朝鮮軍監視下の最前線を38度線に向けて、ひそかに進攻を開始した。隊のキーファー軍曹(トニー・ラッセル)は将校への昇進を夢み、戦場の英雄としての名声を渇望していた。ある日、突如として強力な北朝鮮の伏兵隊が襲いかかって来た。ハレン中尉は部隊の1部を敵の後方にまわらせて挟撃作戦に出た。敵は壊滅したがキーファー軍曹の援護射撃がなかったため、味方にも予想外の死傷者が出た。真相を知ったハレン中尉は、軍法会議にかけるといって軍曹をなじった。だが、名誉欲に目がくらみ非情の鬼と化した軍曹は、続いて起こった戦闘の時、ハレン中尉を背後から射殺、突撃隊の指揮権を握った。折しも参謀本部からの無電は、板門店会談の成功を告げ、停戦を命じて来た。潰え去らんとする野望の前に、狂気のキーファー軍曹は受信機を叩きこわし、何も知らぬ部下たちに前進を命じた。ただ1人、同僚のガース軍曹だけは、キファーの行動に疑問を抱いていた。しかし、こんなガースをキーファー軍曹が見逃すはずはなく、ことごとに危険な任務を彼に命じた。そして北朝鮮人とみれば相手かまわず攻撃を命じ、部隊は食料不足と疲労にあえぎながら前進を続けるのだった。ある日、キーファー軍曹は韓国側の女を助けたが、休戦の事実が部下たちに洩れることを気づかい、部下たちへの接近を禁じた。馬鹿げた前進はなおも続けられたが、遂に隊は優勢な敵に囲まれた。皮肉にもガース軍曹と女だけが生き残り狂的な野望も空しくキーファー軍曹はあえない最後をとげた。

「第八高地突撃隊」の解説

「戦車軍団撃滅」のバート・トッパーが、製作・監督・脚本をワンマン・ショウで担当した戦争映画。撮影を受け持ったものはジャック・マルクェ。音楽担当はロナルド・スタイン。出演するのはトニー・ラッセル、ベインズ・バロン、ウォーリー・カンポ、ボビー・バイルズなど。製作はバート・トッパー。

公開日・キャスト、その他基本情報

配給 映配
制作国 アメリカ(1960)

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最終更新日:2022-07-26 11:04:03

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