体当たり決死隊 作品情報
たいあたりけっしたい
太平洋戦争もたけなわの頃、アメリカ海兵隊のジャック・コンネル軍曹(チャド・イベレット)が少尉に昇進した。それはガダルカナル島激戦での活躍を、ベイスマン中佐(ディーン・ジャガー)に認められたからで、コンネルは「議会名誉勲章」を受け、国民の英雄としてアメリカ各地をまわることになった。その道中彼は押しの一手で美人のペギー・サンフォード(マリリン・デビン)の心を射とめ、結婚にゴールインした。意気揚々として帰還したコンネルには、今度は海軍の新兵訓練という仕事が待っていた。彼自身はそんな退屈な役目より、最前線でバリバリやりたいと思っていたが、「最前線ではもう戦わないでね」と言うペギーの言葉には勝てず、やむなくその仕事を引受けた。だがガダルカナル以来の親友カーナバン軍曹が、ブーゲンビル上陸作戦で壮烈な戦死を遂げたという知らせを聞いてからはいてもたってもいられず、仕事も手につかず、ペギーの許しを得て最前線にまい戻ることが出来た。英雄を迎えてツウィード軍曹はじめ隊員一同は大喜びであった。だが少尉となると責任も並大抵なものでなく、コンネルは次第にその重みに耐えられなくなってファイトも消え失せ、戦闘に恐怖さえ感じるようになってしまった。日米両軍の撃ちあう弾丸がビュンビュン、サイパン島のジャングルを飛びかい、仲間が倒されていくとコンネルの臆病はつのるばかりで、隊員からは冷笑されはじめた。夜になって再び戦闘が開かれ、日本兵がどっとばかりなだれ込んできた。後をも見ずに逃げ出したコンネルをツウィード軍曹は必死に説得するのだったが駄目でその上軍曹は敵弾に倒れてしまった。大打撃を受けた米軍は退却あるのみかと思われたその時、うれしいことにコンネル少尉が恐怖に打ちかって突撃を開始したのであった。
「体当たり決死隊」の解説
ジーン・L・クーンの脚本をテレビ界で活躍していたクリスチャン・ナイビーが監督した戦争映画。撮影はハロルド・ウェルマン、音楽はフレッド・スタイナーが担当。出演は「ガンファイターが帰ってきた」のチャド・イベレット、新星マリリン・デビン、「頭上の敵機」のディーン・ジャガー、ジーン・ハックマンほか。製作は「シーサイドの男」の監督ウィリアム・コンラッド。
公開日・キャスト、その他基本情報
配給 | ワーナー・ブラザース映画 |
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制作国 | アメリカ(1966) |
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