P.N.「オーウェン」さんからの投稿
- 評価
- ★★★★☆
- 投稿日
- 2024-01-26
「新・猿の惑星」は、海上に不時着した宇宙船から、3人の飛行士が降りてくるところから始まる。
そして、マスクをとったら"猿"だったというサプライズな演出。
「猿の惑星」に登場していた、コーネリアス(ロディ・マクドウォール)とジーラ(キム・ハンター)たちは、タイムマシンで過去へ遡り、1973年の地球(LA)へやって来たのである。
製作費はかなり抑えられ、今までの人間が猿の社会を見る目線から、猿が人間社会を見る目線へと変わる。
ここで、言葉を話す猿は、セレブたちにもてはやされるが、やがて査問され、危険分子とされ、抹殺される。
だが、彼らの子供・マイロは、密かにサーカスの団長(リカルド・モンタルバン)に育てられているという所で終わる。
もはや、シリーズ化するのが当たり前の終わり方だ。
ユーモラスな場面もあるのだが、後半は脚本家デーンの考えである、差別と暴力批判の映画となる。
映画自体は、製作費の関係で、クライマックスは、廃船の上としょぼくなる。
猿のメイクは進化しており、コーネリアスもジーラも猿の演技も完璧に近い。