シャレード(1963) 作品情報
しゃれーど
フランスの冬の観光地。レジーナ(オードリー・ヘップバーン)はフランスの友達とスキーを楽しんでいた。彼女は夫との離婚を決意している。彼女はそのスキー場で偶然ピーター(ケーリー・グラント)と知り合い、強く心をひかれた。パリのアパートに帰った彼女は夫の殺害を知らされ唖然とした。夫の葬儀のとき、会葬者の中に見知らぬ3人の男ーペンソロー(ジェームズ・コバーン)ギデオン(ネッド・グラス)スコビー(ジョージ・ケネディ)がいた。大使館で彼女は情報部長に、夫は戦時中、会葬に来た男たちと共謀して25万ドルを隠匿、戦後山分けをすることになっていたが、夫はそれを裏切り金を持って逃げるところを殺された、政府のお尋ね者だったと聞かされた。レジーナはペンソローやギデオンに脅迫される。スコビーが彼女の部屋に侵入したとき、レジーナの悲鳴を聞いてピーターが窓づたいに逃げる彼を追い、ある部屋につづいて飛び込んだ彼は意外にも例の3人に挨拶した。彼も仲間の1人か。レジーナと、ほかの男たちは、誰もが互いに信じられなくなり彼らは申し合わせて互いに相手の部屋を捜索することにした。やがて、ピーターの部屋でスコビーが死体となって発見された。そして、エレベーターの中でギデオン、自分の部屋でベンスロー、……レジーナはピーターが犯人なのか、と疑うが話は二転三転して、ピーターは軍の秘密捜査官であり25万ドルの行方を求めて泥棒紳士になっていたことで結末を告げる。勿論、行方不明の金は発見されたことは言うまでもあるまい。
「シャレード(1963)」の解説
連続殺人をめぐってのミステリー・コメディ。製作・監督は「パリの恋人」のスタンリー・ドーネン、脚本はピーター・ストーン、撮影はチャールズ・ラング。音楽は「ティファニーで朝食を」でオスカーを獲得した作曲ヘンリー・マンシーニ。出演者は「噂の二人」のオードリー・ヘップバーン、「ミンクの手ざわり」のケーリー・グラント、「脱獄」のウォルター・マッソー、ジョージ・ケネディ、「大脱走」のジェームズ・コバーンなど。オードリーの衣裳はジヴァンシー、タイトルデザインをモーリス・バインダーが担当した。
公開日・キャスト、その他基本情報
配給 | ユニヴァーサル |
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制作国 | アメリカ(1963) |
上映時間 | 113分 |
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ユーザーレビュー
総合評価:5点★★★★★、3件の投稿があります。
P.N.「オーウェン」さんからの投稿
- 評価
- ★★★★★
- 投稿日
- 2023-11-18
「シャレード」は、恋とスリルでいっぱいの洒落たミステリー映画だ。
ミュージカル映画の名手、スタンリー・ドーネン監督が、ヒッチコック調のサスペンスに挑戦した作品。
殺された夫が残したはずの遺産のために、命を狙われる人妻役には、オードリー・ヘップバーンが扮し、素敵なファッションに身を包み、キュートな魅力を振りまいている。
ヒッチコック作品で慣らした、ケーリー・グラントを配し、物語もサスペンスフルに展開し、スタンリー・ドーネン監督らしい、お洒落で楽しいロマンチックな作品になっていると思う。
共演者として、ウォルター・マッソー、ジエームズ・コバーンが出演しているのも、映画ファンとして嬉しくなりますね。