決戦珊瑚礁 作品情報

けっせんさんごしょう

米潜水艦ゴールドフィッシュ号はコレヒドール島からオーストラリアまで、軍の高官を護送中だった。無事大任を果して、息をつくひまもなく、次の命令が下った。それは日本領海にいる日本海軍の誇る第5艦隊の動静を探ることだった。艦長ジェフ・コンウェイ少佐(クリフ・ロバートソン)をはじめ、レエン大尉、アルシェクター無線係、ベエーツ魚雷手など勇躍基地を出発した。幾多の危険を冒しながら、着々と情報収拾に成果をあげた。第5艦隊の全貌をフィルムにおさめるのに成功した。帰途敵艦に発見され、ゴールドフィッシュ号は果敢な応戦をしたが、敷設機雷にふれ降伏した。ジェフは貴重なフィルムや秘密書類を魚雷の中につめ発射した。が、これも日本軍に発見されてしまった。ジェフやその部下たちは南海の孤島に収容された。そこには多くの捕虜がいて、中には看護婦ペグ・ホワイトコンプ(パトリシア・カッツ)がいた。連日の強制労働がつづいた。森司令官(島田輝)は捕虜に軍事機密の自白を強制した。日本軍の通訳アレン・フィリップ(ジア・スカラ)は職務に忠実なハーフで、捕虜たちから嫌われていた。ジェフはそれは誤解だと思った。酷暑と疲労で病人が続出した。ある日、日本軍の不当な行為で1人の捕虜が射殺された。ジェフは司令官に抗議したが無駄だった。そこで彼は脱走を決意した。カレンは日本軍の目を盗んでは、捕虜たちのために武器を運んだ。準備が完了した。カレンは深夜に乗じて発電所のスイッチを切った。カレンの裏切りを知った日本兵は彼女の命を狙ったが、ジェフの活躍で救われた。小舟に乗って脱出した一行は、何日かの漂流の末、無事に米艦隊に救助され、ジェフら乗組員は見事使命を果すことができた。

「決戦珊瑚礁」の解説

第2次世界大戦の珊瑚海海戦に活躍した、米潜水艦の特別任務を描いた戦争映画。ダニエル・ウルマンとスティーブン・カンデルの脚本を、「タラワ肉弾特攻隊」のポール・ウェンドコスが監督。撮影はウィルフリッド・M・クライン、音楽をアーネスト・ゴールドが担当。出演は「ピクニック」のクリフ・ロバートソン、ジア・スカラ、パトリシア・カッツ、島田輝、ライアン・ガリックら。製作チャールズ・H・シニア。

公開日・キャスト、その他基本情報

配給 大洋映画
制作国 アメリカ(1959)

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最終更新日:2022-07-26 11:04:05

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