空挺肉弾部隊 作品情報
くうていにくだんぶたい
アフリカ戦線の敵陣深く奇襲したアメリカ空挺部隊はつぎつぎと敵地を奪取していた。この部隊に所属するチャーリイ(リチャード・バカリアン)は敵の機関銃座を単身はかいしようとしたことから、戦友たちとはぐれ、隊員のカウボーイを敵と見違え狙撃してしまった。一瞬の出来事に中尉(ケン・リンチ)をはじめ隊中でもカウボーイと仲のよかったエイス(ジャック・ホーガン)はチャーリイは知っていて射ったのだと意気まくが、中尉はチャーリイの過ちを認め、カウボーイを戦死として報告するのだった。その後シシリー島作戦に参加した彼らは嵐のため降下予定の地点からずれて降下した。夜が明け十字路に出た彼等は、集落の百姓家にかくれ、敵の動向をさぐった。要領のいい軍曹はそこの娘ジーナとねんごろになりピグペンをくやしがらせた。一方、チャーリイは間違いとはいえ戦友を殺したことで悩んでいた。そんなチャーリイを中尉は「気にするな」となぐさめるのだった。その後彼等は、ドイツ軍の進撃を阻止するために激闘続くサレルノに投入されることになった。敵の強力な戦車隊の所在を探知し空軍に連絡する任務を帯びた中尉は部下と共に敵軍の真只中に降下した。独軍の凄じい攻撃に多数の友軍も傷つき倒れた。チャーリイは不運にも木の枝に引っかかり地上に降りることができない。戦車群の所在を確かめた中尉は早速空軍に連絡しようとしたがチャーリイが発電気をもったまま木の枝にぶら下がっているので連絡することができない。チャーリイがやっとのことで地上に降りた頃中尉ら戦友たちはほとんど負傷していた。中尉の方へ行くには地雷原を突破しなければ行けない。意を決したチャーリイは軍曹の援護射撃でとびだし手榴弾で地雷を爆破しながら前進した。しかしあと20フィートのところで手榴弾もつきてしまった。敵の戦車部隊は続々移動しているのだ。もはや一刻の猶予も許されない。彼は体当りで地雷を爆破、壮烈な戦死を遂げた。軍曹の手で無線機は無事組立てられ敵の戦車部隊の所在を連絡することができた。
「空挺肉弾部隊」の解説
イタリア戦線に活躍したアメリカ空挺部隊の活躍を描いた戦争映画。スタンリー・シプトナーが原作を自ら脚色し、「鉛の弾丸をぶちかませ」のウィリアム・ウィットニーが監督した。撮影は「拳銃に泣くトム・ドーリィ」のギルバート・ウォーレントン、音楽はヘレン・スネドーンが担当。出演は「鉛の弾丸をぶちかませ」のリチャード・バカリアン、ケン・リンチ、ジャック・ホーガン、キャロリン・ヒューズら。製作スタンリー・シプトナー。
公開日・キャスト、その他基本情報
配給 | 大和フィルム |
---|---|
制作国 | アメリカ(1959) |
ユーザーレビュー
レビューの投稿はまだありません。
「空挺肉弾部隊」を見た感想など、レビュー投稿を受け付けております。あなたの映画レビューをお待ちしております。