危険な情事 作品情報
きけんなじょうじ
ダン・ギャラガー(マイケル・ダグラス)がアレックス・フォレスト(グレン・クロース)にはじめて会ったのは出版記念パーティの席だった。ダンは有能な弁護士で、美しい妻ベス(アン・アーチャー)と6歳になる娘エレン(エレン・ハミルトン・ラトセン)に恵まれた幸せな家庭生活を送っている。アレックスはダンが顧問をしている出版社の編集員だった。パーティの翌日の土曜日。ダンは出版社の会議に出席し、妻と娘は郊外に住む実家に泊まりにいった。会議にはアレックスも出席しており、その夜、2人はどちらともなく誘いあった。彼女のセックスは積極的で情熱的だった。翌朝、自宅に戻ったダンにアレックスから電話がかかってきた。一夜の楽しみのつもりだったダンだが断りきれず、またアレックスのアパートに出かけた。セックスの後、ダンが帰ろうとすると、突然、アレックスがダンを激しくののしり、手首を切った。ウィークエンドの情事が悪夢に変わってしまった。翌日から、ダンあてにアレックスの電話がかかりつづけた。決着をつけるつもりで彼女に会ったダンは妊娠していると告げられショックを受ける。友人の弁護士に相談しても勝ち目はないという。ある日、ダンが自宅に戻るとアレックスが妻のビスと談笑していた。ダンは郊外に移るため家を売りに出していたのだが、アレックスは下見の客として来ていたのだ。何も知らないベスは新しい電話番号まで教えてしまった。ダンが郊外に移ってからも彼女のイヤガラセは執拗に続いた。ダンの車に硫酸をかけたり、ついには、ダンの留守の間に部屋に侵入し、娘のペットのウサギを鍋で煮てしまった。その夜、ダンはベスに告白した。傷つき取り乱すベス。そこへ、アレックスからの電話が。「私の家に近づいたら殺すわ!」とベス。翌日、ダンは家を出て、ホテル暮らしを始めた。ある日、ベスは学校にエレンを迎えに行くと、すでに帰ったという。アレックスが連れ出したのだ。半狂乱となって車で町中を捜しまわるベス。そのベスの車が交通事故を起こしてしまった。その頃、アレックスはエレンを遊園地で遊ばせて家に送ってきた。エレンはアレックスを全く疑がっていなかった。妻の事故を知ったダンはアレックスのアパートに駆けつけ、彼女を殴り倒した。数日後、ベスが退院した。浴室の鏡に写る事故の痕も生々しい自分の顔を見て呆然としているベス。と、突然、いつの間にか侵入していたアレックスが包丁を持って襲いかかった。必死に逃げるベス。ダンが駆けつけた。今や狂気と化したアレックス。狭い浴室の中での死闘の末、ダンはアレックスを殺した--。
「危険な情事」の解説
わずか一度の情事を楽しんだことから女につきまとわれる男の悪夢を描く。製作は「クレイマー、クレイマー」のスタンリー・R・ジャッフェとシェリー・ランシング、脚本はジェームズ・ディアデン、監督は「ナインハーフ」のエイドリアン・ライン、撮影はハワード・アサートン、音楽はモーリス・ジャール、美術はメル・ボーンが担当。出演はマイケル・ダグラス、グレン・クロース、アン・アーチャーほか。
公開日・キャスト、その他基本情報
公開日 | 1988年2月11日 |
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配給 | パラマウント=UIP |
制作国 | アメリカ(1987) |
上映時間 | 119分 |
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ユーザーレビュー
総合評価:5点★★★★★、4件の投稿があります。
P.N.「pinewood」さんからの投稿
- 評価
- ★★★★★
- 投稿日
- 2022-09-16
本篇同様のストーリーの先駆け作品がクリント・イーストウッド主演で初監督したサスペンス映画〈恐怖のメロディ〉だった。ヒッチコックtouchなfilmでjazzシーンはそのままドキュメンタリー風,ミステイ等音楽が流れる人気DJ役が嵌まっていた