キャバレー(1971) 作品情報
きゃばれー
ミュージカルナンバーは 1.Willkommen (ウィルコメン)2.Mein Herr (私の愛するあなた)3.Tow Ladies (女が二人)4.Maybe This Time (こんどはきっと)5.Sitting Pretty (シティング・プリティー)6.Tiller Girls (ティラー・ガールズ)7.Money Money (お金が世界を廻してる)8.Heiraten (Married)(結婚)9.If You Could See Her (彼女を私の目で見られたら)10.Tomorrow Belongs To Me (明日はわれのもの)11.Cabaret (キャバレー)12.Finale (フィナーレ)ベルリン。ナチズムが台頭してきた1930年初頭。小さなキャバレーの舞台ではMC(ジョエル・グレイ)が“Willkommen”を歌っている。スターを夢みるサリー・ボールズ(ライザ・ミネリ)は、このキャバレーの芸人だ。ある日、ロンドンからきた語学生ブライアン(マイケル・ヨーク)が、彼女のアパートに部屋を探しにきて、隣の部屋に移ってくることになった。ブライアンはやがてサリーの友人というドイツ人フリッツ(フリッツ・ウェッパー)に英語を教えることになった。ベルリンの街頭ではナチ党員の活動が目だつようになったが、ブライアンとサリーはそれに背を向け、2人の時を楽しんだ。やがてブライアンの英語の生徒に、美しい娘ナタリア(マリサ・ベレンソン)が加わった。フリッツはナタリアに熱を上げ求婚した。そしてサリーとブライアンにも新しい問題が起きた。金持ちでハンサムなマクシミリアン・フォン・ヒューナ男爵(ヘルムート・グリーム)が出現して、2人の間に奇妙な友情が結ばれようとしていたのだ。マクシミリアンは2人に豪華なプレゼントをして、お城に招いた。3人は田舎のビア・ガーデンに寄り、給仕たちが歌う“Tomorrow Belongs To Me”を聞いた。その頃、サリーは男爵夫人になるチャンスがあることを知ったが、ブライアンもまたマクシミリアンの“恋人”だった。サリーを愛しているブライアンはヤケのようにナチ党員と喧嘩をしたが、そんな彼をサリーはなぐさめた。そして、マクシミリアンはアルゼンチンに永住するという電報をよこした。やがてサリーは身ごもった。が、将来を考え中絶した。怒ったブライアンに、育児は自分にあわないと答えた。ブライアンはサリーの傷ついた心を知った。そしてベルリンを去る決心をした。2人の別れはさわやかだった。人ごみの中に消えてゆくサリーの後ろ姿を見て、ブライアンはサリーを本当に愛していることを知った。傷心のサリーはそれを吹き飛ばすように、豪快にそして時には哀しく、自分の全てを託して“Cabaret”を歌う。ブライアンが汽車に乗る頃、キャバレーではMCがにぎやかに“Willkommen”を歌っていた。
「キャバレー(1971)」の解説
ドイツにヒットラー率いるナチズムが台頭した頃、芸能の世界も一種の退廃の極みに達しようとしていた。そんななかで1人前のボードヴィリアンを夢みる少女の芸と恋の青春を鮮やかに描く。製作はサイ・フュアー、監督およびダンス振り付けは「スイート・チャリティ」のボブ・フォッシー、原作はジョー・マステロフのミュージカル劇「キャバレー」およびジョン・ヴァン・ドルーテン作の舞台劇「私はカメラ」並びにクリストファー・イシャーウッド作ストーリー集による。脚色はジェイ・アレン、ヒュー・ホイラー。撮影はジョフリー・アンスワース、音楽はジョン・カンダー、歌詞フレッド・エッブ、編集デイヴィッド・ブレザートンが各々担当。出演は「くちづけ」のライザ・ミネリ、「ロミオとジュリエット」のマイケル・ヨーク、ジョエル・グレイ、ヘルムート・グリーム、フリッツ・ウェッパー、マリサ・ベレンソンなど。
公開日・キャスト、その他基本情報
公開日 | 2023年6月16日 |
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キャスト |
監督:ボブ・フォッシー
原作:クリストファー・イシャーウッド 出演:ライザ・ミネリ マイケル・ヨーク ヘルムート・グリーム ジョエル・グレイ フリッツ・ヴェッパー マリサ・ベレンソン エリザベート・ノイマン・フィーテル ヘレン・ウィタ シグリッド・フォン・リヒトホーフェン |
配給 | フォックス |
制作国 | アメリカ(1971) |
上映時間 | 124分 |
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