P.N.「オーウェン」さんからの投稿
- 評価
- ★★★★★
- 投稿日
- 2024-02-26
アメリカの軍の前准将のバート・ランカスター扮する、ローレンス・デルら四人が、ICBM基地の核ミサイルに侵入し、これを占拠した。
そして、そこには、9基の核弾頭付きのミサイルがあった。
出るは、新任のスティーヴンス大統領に、ベトナム戦争の機密文書「9759」を国民に発表しろと要求した。
これが発表されると、アメリカ合衆国の崩壊の危機に見舞われ、逆に要求を拒絶すると、ミサイルが発射され、世界核戦争となり、アメリカも壊滅するのだ。
ロバート・アルドリッチ監督は、1977年に1981年という近未来に設定した政治映画で、国民に対する政府の責任を問いかけた。
軍首脳部の非常手段で、デルも大統領もあっという間に射殺されてしまった。
アメリカ合衆国の最後は免れたが、国家安全優先の非情さがクローズアップされる幕切れだった。