大いなる男たち 感想・レビュー 2件
おおいなるおとこたち
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P.N.「オーウェン」さんからの投稿
- 評価
- なし
- 投稿日
- 2024-07-13
戦争が終わったとはいえ、元北軍と元南軍の立場の人間が、急に仲良くするのは難しかったのでしょう。
それにしても、男たちが派手に殴り合いをするシーンなどは、妙にわざとらしくステレオタイプの演出で、マクラグレン監督にいつもの冴えがありません。
他にも先住民族への偏見とか、身分違いの恋愛とかが絡んでいて、いつかどこかで観たことのある話だなという印象は否めません。
映画としてはいろいろ不満な点はありますが、やっぱりこの二人の元大佐の友情シーンには、胸にジーンとくるものがありますね。
とにかく、こういう映画は、もう完全に割り切って、ジョン・ウェインとロック・ハドソンという2大スターの競演と雄大な西部の風景を楽しめばいいのだと思います。
P.N.「オーウェン」さんからの投稿
- 評価
- ★★★★☆
- 投稿日
- 2024-07-13
この映画「大いなる男たち」は、公開当時ほとんど話題にならなかったそうです。
ジョン・ウェインとロック・ハドソンという当時の2大ビッグスター競演という大作西部劇も、恐らく同年に公開されたサム・ペキンパー監督の「ワイルドバンチ」の前では、すっかり影が薄くなってしまったのかもしれません。
実際に観てみると、オーソドックスで地味めなアンドリュー・V・マクラグレン監督の演出なので、観て時間が経ったら内容をすっかり忘れてしまいそうな映画です。
この映画は南北戦争終結直後の混乱した時期が舞台になっていて、主演のジョン・ウェイン演じるヘンリー・トーマスは元北軍の大佐、ロック・ハドソン演じるラングドンは元南軍の大佐で、この二人の男の出会いと触れ合い、そして友情を描いた西部劇というわけです。
メキシコ革命軍のインチキ臭い将軍が出てくるあたりは、いかにもという感じですが、3,000頭の馬が駆け抜けるシーンは、さすがに西部劇ならではの迫力があって見応え十分です。
やっぱり、西部劇にはこのように多くの馬や牛が出てくると、さすがにワクワクしてきますね。