エアポート’77 バミューダからの脱出 作品情報
えあぽーとななじゅうななばみゅーだからのだっしゅつ
スティーヴンス(ジェームズ・スチュアート)は、億万長者のビジネスマンで美術収集家。その彼がコレクションと邸宅を美術館として寄贈するため、彼の自家用ジャンボ機にスポンサー、友人等と美術品を乗せパームビーチまで運ぶことにした。パイロットはドン(ジャック・レモン)、旅の責任者はスティーヴンスの秘書のイブ(ブレンダ・ヴァッカロ)、主な客は金持ちのエミリー(オリヴィア・デ・ハヴィランド)、ニコラス 3世(ジョセフ・コットン)、海洋学者のマーティン(クリストファー・リー)とその妻カレン(リー・グラント)など。ポーカーをする者、盲目のピアニストの演奏、と人々は楽しんでいる。と、出発直後ドンがコクピットから出たのを合図に、有毒ガスが換気装置に流れ始めた。ハイジャックだ。あらかじめ計画されていたもので、一味の1人の副パイロットが操縦桿を握る。レーダーより逃がれるため、低空飛行でコースをカリブのある孤島に向けた。その島で美術品を持ち出す算段だ。だが、突然、天候は悪化し、濃霧のため油田タワーに機は接触し、そのまま海中に突っ込む。この騒ぎで人々は意識を取り戻すが、何人かは死んでいた。機は海面下の砂州の斜面に横たわっている。機内は気圧が保たれ、機密状態で、しばらくは安全である。だが、何トンもの水圧にいつまで耐えられるか。海中のため無線も使えず、生存者に絶望の色が広がっていった。ドンは傷ついた人々を救うため指揮をとる。ハイジャッカー達は死体と化していた。一方、ジャンボ機がレーダーより消えた事をスティーヴンスは知らされた。海軍と沿岸警備隊が捜索に乗り出す。ジャンボ機の製造会社のパイローニ(ジョージ・ケネディ)もそれに加わっている。機内からマーティンとドンが脱出し、マーティンは死ぬが、ドンが海軍に救助された。そして、ここに海底からジャンボ機を持ち上げ、生存者を救出する大規模な作戦が始まる。やがて助けられてくる人々……その顔はつかれきっていた。(CIC配給1時間53分)
「エアポート’77 バミューダからの脱出」の解説
ハイジャッカーを乗せたジャンボ機が海中に墜落し、脱出する人々を描く。製作総指揮はジェニングス・ラング、製作はウイリアム・フライ、監督はTVムービー「恐怖のエレベーター」のジェリー・ジェイムソン、脚本はデイヴィッド・スペクターとマイケル・シェッフの共同、撮影はフィリップ・ラスロップ、音楽はジョン・カカバスが各々担当。出演はジャック・レモン、ジェームズ・スチュアート、リー・グラント、ブレンダ・ヴァッカロなど。日本語版監修は高瀬鎮夫。テクニカラー、パナビジョン。1977年度作品。
公開日・キャスト、その他基本情報
公開日 | 1977年4月23日 |
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キャスト |
監督:ジェリー・ジェームソン
出演:ジャック・レモン ジェームズ・スチュアート リー・グラント ブレンダ・ヴァッカロ オリヴィア・デ・ハヴィランド ジョセフ・コットン ダレン・マッガヴィン クリストファー・リー ジョージ・ケネディ パメラ・ベルウッド キャスリーン・クインラン M・エメット・ウォルシュ |
配給 | CIC |
制作国 | アメリカ(1977) |
上映時間 | 113分 |
ユーザーレビュー
総合評価:4点★★★★☆、3件の投稿があります。
P.N.「オーウェン」さんからの投稿
- 評価
- ★★★★☆
- 投稿日
- 2024-07-14
この映画「エアポート’77 バミューダからの脱出」は、「大空港」「エアポート’75」に続く、航空パニック・シリーズの第3弾となる作品。
今回はジャンポ・ジェット機が遭難して、何と海の底に沈んでしまうのです。
しかも、その場所が、あの多くの謎に包まれたバーミューダ・トライアングル。
レーダーにもキャッチされず、無線も届かない。
さあ、乗客はどうなるのか? —-というハラハラ、ときどきする展開となっていきます。
この乗客が様々な人生を背負っているという面白さが、このシリーズの見どころなのですが、しかも、それを豪華なオールスターで描いているところがワクワクさせられるのです。
今回は機長がハリウッド映画界きっての名優ジャック・レモン。
彼はコメディ演技からシリアスな演技まで幅広い芸域を持つ、希代の演技派俳優ですね。
ジャンボ機の持ち主が「グレン・ミラー物語」「裏窓」のジェームズ・スチュアート。
乗客が「風と共に去りぬ」のオリヴィア・デ・ハヴィランド、「第三の男」のジョセフ・コットン—と、懐かしの俳優が顔を揃えていて、嬉しくなります。