テキサスSWAT 作品情報

てきだすすわっと

一匹狼のテキサス・レンジヤーのマッケード(チャック・ノリス)は、協調性に欠けると、隊長のタイラー(R・G・アームストロング)から怒られてばかり。彼を監視する意味もこめて、若いメキシコ人隊員ケイヨ(ロバート・ベルトラン)をパートナーにつけた。彼は縛られるのを嫌い、ケイヨを無視するが、ケイヨはあきらめず後をつけていく。翌日、彼は別れた妻モリー(シャロン・ファレル)の家へ行き、娘のサリー(ダナ・キメル)をつれて馬場へ出かけ、ローラ(バーバラ・カレラ)というエキゾチックな美女と知り合った。そんな2人にローラのビジネス・パートナー、ウィルクス(デイヴィッド・キャラダイン)が鋭い視線を送っていた。ある夜、サリーがボーイフレンドとデートしていて、輸送中の兵器がハイジャックされる現場を目撃した。ボーイフレンドは殺され、サリーは大けがを負う。FBIの黒人捜査官ジャクソン(レオン・アイザック・ケネディ)も加わっての捜査の結果、中南米のテロリストに武器を密輸している組織の存在を知り、アジトを急襲。1人をつかまえ、マッケードとは仲のよい元レンジャー隊員ダコタ(L・Q・ジョーンズ)の所にあずけた。彼の家ヘローラが押しかけてきて、いつしか2人は心がかよいあう。密輸組織の黒幕はウィルクスであった。彼はダコタと人質を殺し、マッケードの家にも銃弾の嵐をみまった。マッケード、ケイヨ、ジャクソンは空から大捜査を行ない、秘密の飛行場を発見して接近するが、見つかり痛めつけられた上に車もろとも埋められてしまった。だが、タフなマッケードははい出てきた。必死にリハビリを行なうマッケード。ウィルクス一味はサリーを誘拐した。マッケード、ケイヨ、ジャクンンは重装備に身を固め、メキシコの山岳地帯にあるウィルクスの基地を襲撃。ウィルクスとは空手の決闘で彼を倒し、サリーを無事に救出した。

「テキサスSWAT」の解説

一匹狼のテキサス・レンジャーが、娘を誘拐した武器商人を倒すまでのアクション映画。トップキック・プロが製作協力。製作はヨラム・ベン=アミ、スティーヴ・カーヴァー。監督は「超高層プロフェッショナル」(79)のスティーヴ・カーヴァーで、主演のチャック・ノリスとはAn Eye for An Eye(81)に次いで2作目のコンビ。H・ケイ・ダイアルとB・J・ネルソンの原案に基づき、B・J・ネルンンが脚色。撮影はロジャー・シャーマン、音楽はフランチェスコ・デ・マージが担当。出演はノリスの他に、デイヴィッド・キャラダイン、バーバラ・カレラなど。

公開日・キャスト、その他基本情報

公開日 1985年11月23日
配給 コロムビア映画
制作国 アメリカ(1983)

ユーザーレビュー

総合評価:3点★★★☆☆、1件の投稿があります。

P.N.「オーウェン」さんからの投稿

評価
★★★☆☆
投稿日
2023-11-19

この映画「テキサスSWAT」は、1980年代に一世を風靡した"肉体派アクションスター"の内のひとりで、ブルース・リー(李小龍)の「ドラゴンへの道」で最強の敵役として名を馳せたチャック・ノリスが、ブレークするきっかけとなった作品だ。

とにかく、史上最強のミドル級の空手チャンピオンからアクション映画スターへと華麗に変身したチャック・ノリスの魅力の原点に迫る、男気満点の作品なのだ。

武器密売組織と闘う一匹狼のテキサス・レンジャーを描いたアクション映画だが、そのテイストは、まさにマカロニ・ウエスタンだ。

主人公のマッケイド(チャック・ノリス)の小汚さと屈強さを絶妙にブレンドされた風貌は、マカロニ・ヒーローを彷彿とさせるし、フランチェスコ・デ・マージの音楽も、馬泥棒一味を殲滅するウエスタン的なオープニングから、クライマックスを飾る組織のボス(デヴィッド・キャラダイン)との格闘家俳優の面目躍如の対決まで、正調マカロニ節で、大いに盛り上げてくれる。

最終更新日:2023-11-29 16:00:01

広告を非表示にするには