1000年女王 作品情報

せんねんじょうおう

1999年、不気味な星、ラーメタルが地球に近づきつつあった。東京のあるマンションでは、教師をしている雪野弥生が、筑波天文台の雨森教授から、遊星ラーメタルから帰ってきた探索艇の報告を聞いた。彼女は天文学の知識を買われ、天文台の仕事を手伝っていた。実は弥生は教師の姿に変えているが、かぐや姫の昔から、1000年の間、地球を見つめてきたラーメタルの使者1000年女王だった。その時、緊急呼び出しが入り、新1000年女王から交代の宣告が伝えられた。地球にやり残したことがあると暗い表情の弥生の前に、窓の外から雨森始が顔を出した。始は弥生の受け持ちの生徒で、窓ふきのバイトをする天文少年だ。入れ違いで弥生の妹セレンが入ってきて、ラーメタルが地球を奪いとる計画だと話した。その頃、始の両親が、経営する工場の爆発で死んでしまい、叔父の雨森教授のところに身を寄せることになった。その間にも、ラーメタルは刻一刻と地球に接近しつつあった。木星に近づいた時、ラーメタルの氷の外殻が溶け、ラーメタル人が現われた。暫くして、ラーメタルの隕石帯が、無数の火の玉となって地球に落下してきた。東京も壊滅的なパニックに陥った。始は弥生を助けようとマンションに走るが、そこで、管理人に地下へ案内される。そこは、1000年女王が数世紀前に造った東京直下の避難場所で、数万の難民の姿があった。始は、この地下大空洞はノアの方舟と同じように、人も動物も乗せたまま、地球から脱出できることを聞かされた。そして、地球は天地鳴動し、関東平野の外周部に突然、大断層が走り、大地がゆっくりせり上がり始めた。大空洞船、1000年女王率るノアの方舟が姿を現わした。一方、ラーメタルも大船団を地球に送り、攻撃をかけてきた。「ラーメタルは何をしようとしているのか、女王である私に何も知らせないで」女王は暗たんたる気持だ。戦いは壮絶なものとなり、次第に地球軍が有利に展開、遂にラーメタルを打ち破るのだった。

「1000年女王」の解説

遊星ラーメタルから地球を守る1000年女王の活躍を描く。『サンケイ新聞』『フジテレビ』で連載、放映中の松本零士の同名のアニメーションで、脚本は藤川桂介、監督は明比正行がそれぞれ担当。

公開日・キャスト、その他基本情報

公開日 1982年3月13日
キャスト 監督明比正行
原作松本零士
出演潘恵子 戸田恵子 野島昭生 永井一郎 麻上洋子 小山茉美 古谷徹 増山江威子 杉山佳寿子 緒方賢一 山田俊司 曽我部和行 野沢那智 武藤礼子 池田昌子 松島みのり 来宮良子
配給 東映
制作国 日本(1982)
上映時間 121分

ユーザーレビュー

レビューの投稿はまだありません。

「1000年女王」を見た感想など、レビュー投稿を受け付けております。あなたの映画レビューをお待ちしております。

最終更新日:2022-07-26 11:03:55

広告を非表示にするには