真白の恋 作品情報

「真白の恋」の解説

“日本のベニス”と言われるほど美しい景観を誇る富山県射水市を舞台に、初めて恋を経験する軽度の知的障がいのある女性と、彼女の家族の姿を全編富山ロケで描いたドラマ。主人公・真白役には、本作が映画初主演となる佐藤みゆきが抜擢された。「富山の美しさ、素晴らしさを世界中の人に伝えたい」という思いで監督を務めたのは、冨樫森、呉美保らのもとで助監督をしていた経歴を持つ富山県出身で在住の坂本欣弘。独力で撮影機材や資金を調達した、完全な自主映画だ。さまざまな問題に直面しながらも前向きに人生を歩んでゆく人々の姿を描きつつ、富山の魅力も伝える脚本を書き上げたのは、岩井俊二に師事した脚本家、北川亜矢子。