殿、利息でござる! 作品情報

とのりそくでござる

江戸中期。仙台藩は財政が厳しく、重税にあえぐ百姓や町人たちの破産と夜逃げが後を絶たなかった。小さな宿場町・吉岡藩もすっかり寂れてしまい、造り酒屋の主・穀田屋十三郎(阿部サダヲ)は町の行く末を案じていた。そんな中、知恵者の菅原屋篤平治(瑛太)がある秘策を打ち出す。それは、大金を藩に貸し付け、藩から利息を得るというものだった。目標額は、千両。しかしこれが明るみになれば打ち首必至。十三郎とその弟・浅野屋甚内(妻夫木聡)、さらに宿場町の仲間たちは、水面下で大金を掻き集めようと知恵を絞り、奔走する。

「殿、利息でござる!」の解説

『武士の家計簿』の原作者・磯田道史の評伝『無私の日本人』の一編を基にした時代劇。困窮する宿場町を立て直すために、庶民が身銭を切って集めた大金を藩に貸し、得た利息を全住民に分配した実話を、「予告犯」の中村義洋監督が映画化。宿場町を守ろうと奔走する造り酒屋の主・穀田屋十三郎を「謝罪の王様」の阿部サダヲが、秘策を立てた菅原屋篤平治を「まほろ駅前多田便利軒」シリーズの瑛太が、十三郎の弟・浅野屋甚内を「悪人」の妻夫木聡が演じる。2016年5月7日より宮城先行公開。

「武士の家計簿」原作者の磯田道史による評伝『無私の日本人』の一篇を映画化。仙台藩にある吉岡宿が舞台の実話を基にした時代劇。夜逃げや破産が続く宿場町を立て直すため、大金を藩に貸して得た利息を全住民に分配することに尽力した人々を描く。

公開日・キャスト、その他基本情報

公開日 2016年5月14日
キャスト 監督中村義洋
原作磯田道史
出演阿部サダヲ 瑛太 妻夫木聡 竹内結子 寺脇康文 きたろう 千葉雄大 橋本一郎 中本賢 西村雅彦 山本舞香 岩田華怜 重岡大毅 松田龍平 草笛光子 山崎努 堀部圭亮 斉藤歩 芦川誠 中村ゆうじ 上田耕一
配給 松竹
制作国 日本(2016)
上映時間 129分

(C)2016「殿、利息でござる!」製作委員会

動画配信で映画を観よう! [PR]

ユーザーレビュー

総合評価:4.1点★★★★☆、10件の投稿があります。

P.N.「真浦塚真也」さんからの投稿

評価
★★★★
投稿日
2020-05-31

予告編や紹介で感じた「痛快ドタバタ時代劇コメディ」というものではなく、史実に基づいた思っていた以上に真面目な映画だったので少し面食らったが、これはこれで面白い。
ただ、前半が少し鈍重な気がする。後半がテンポが良かったのでそこが残念。

最終更新日:2023-06-06 02:00:09

広告を非表示にするには