起終点駅 ターミナル 作品情報

たーみなる

弁護士の鷲田完治(佐藤浩市)は、25年前、北海道・旭川で裁判官を務めていた。被告人として出廷した学生時代の恋人・結城冴子(尾野真千子)と再会した彼は、裁判後、彼女が働くスナックに通い二人の関係は再燃する。やがて妻子の待つ東京へ戻ることが決まるが、完治はすべてをなげうって冴子と生きていこうと決心。しかし冴子はその思いに応えることなく彼の眼前で自らの命を絶った。以来、自らを罰するかのように完治は判事の職も家族も捨て、釧路の地で国選の仕事しか引き受けない弁護士として孤独の中に生きてきた。ある日、弁護を担当した椎名敦子(本田翼)が完治のもとを訪ね、ある人を探してほしいと頼み込む。家族に見放され一人生きてきた敦子との出会いにより完治の止まっていた時間が動き始め、敦子もまた彼に心を開き人生の希望を見出していく。

「起終点駅 ターミナル」の解説

第149回直木賞を受賞した桜木紫乃が2012年に発表した短編小説を、「小川の辺」「月とキャベツ」の篠原哲雄監督が映画化。果ての街で出会った心を閉ざした二人が孤独を分かち合い、新たな一歩を踏み出す人間ドラマ。北海道釧路市周辺でオールロケされた。自らを罰するように孤独の中に生きてきた弁護士を「誰も守ってくれない」の佐藤浩市が、彼との出会いにより希望を見出す若い女性を「アオハライド」の本田翼が、彼のかつての恋人を「萌の朱雀」の尾野真千子が演じる。音楽を『Mr.Children』のプロデュースや「スワロウテイル」の音楽監督を手がけた小林武史が担っている。

桜木紫乃の短篇小説を、佐藤浩市主演で映画化。自ら命を絶った学生時代の恋人結城冴子に対する罪の意識から、判事の職と家庭を捨て、北海道釧路で孤独に暮らす弁護士の鷲田完治。そんな彼の元へ、かつて弁護を担当した若い女性敦子が訪ねてくる。

公開日・キャスト、その他基本情報

公開日 2015年11月7日
キャスト 監督篠原哲雄
原作桜木紫乃
出演佐藤浩市 本田翼 中村獅童 和田正人 音尾琢真 泉谷しげる 尾野真千子
配給 東映
制作国 日本(2015)
上映時間 111分

(C)桜木紫乃・小学館/「起終点駅 ターミナル」製作委員会

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ユーザーレビュー

総合評価:4.75点★★★★☆、4件の投稿があります。

P.N.「pinewood」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2022-10-24

本篇の哀感と醍醐味はは本田翼と佐藤浩市,そして尾野真千子とのシーン,釧路のロケーションにも有るね

最終更新日:2022-11-03 16:00:01

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