あらかじめ失われた恋人たちよ 作品情報

あらかじめうしなわれたこいびとたちよ

清水邦夫、田原総一朗劇映画の第一回作品

「日本人の心のふるさと、日本海へようこそ!!」、そんな大きな看板の立った北陸の白く乾いた道を気ままに旅する、快活で、饒舌で、気まぐれた青年哮。彼は、バスの中で乗り合わせた中年夫婦に人なつこく話をしかけ、夫婦が降るとそのあとにくっついて行く。そして、突然刺身包丁をつきつけて明かるく「金、出してくれませんか」と強盗を働いた。彼は、かつて、オリンピック候補にあげられた棒高跳を断念し、つぎのスポーツとしてかっぱらい強盗を選んだ。ある町にはいった哮は、農婦の主婦売春を断ったために痴漢呼ばわりされ、豚箱にぶちこまれる。よそ者をはじきだそうとするこの地方の共同体意識に腹を立てた彼は、釈放されるとすぐ町の若者のロック・グループを使って、駅前で抗議集会を開くが、町の人々の関心は、おりしもスーパーマーケット開店の宣伝に雇われて、群衆の前で彫像のように立っている金粉を塗った若い男女にひきつけられる。全身に金粉を塗った若い男女は、ギリシャ彫刻のように美しい。

「あらかじめ失われた恋人たちよ」の解説

劇作家・清水邦夫と東京12チャンネルのディレクター田原総一郎の共同脚本、共同監督による作品だが、脚本に於ては清水邦夫が、監督に於ては田原総一郎が主になって製作した。撮影は「愛奴」の奥村祐治が担当。なお、両監督にとって劇映画の第一回作品となる。田原総一郎は、早稲田大学文学部卒業後、岩波映画に入社し、退社後昭和三十八年東京12チャンネルに入社。主な作品に「未知への挑戦」、ドキュメンタリー「青春」がある。清水邦夫は、早稲田大学文学部卒業後、岩波映画に入社し、昭和四十一年退社後フリーとなる。主な作品に「充たされた生活」「彼女と彼」(共に羽仁進監督)のシナリオがある。

公開日・キャスト、その他基本情報

キャスト 監督清水邦夫 田原総一朗
出演石橋蓮司 加納典明 桃井かおり 緑魔子 カルメン・マキ
制作国 日本(1971)

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最終更新日:2018-07-28 00:01:15

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