皇帝と公爵 作品情報
こうていとこうしゃく
戦火に生きる人々、それぞれの運命
1810年、皇帝ナポレオンの命によりマッセナ元帥率いるフランス軍がポルトガルに侵攻する。迎え撃つイギリス・ポルトガル連合軍は、将軍ウェリントンの策略で敗走を装いながら首都リスボンを守るべく密かに防衛線を築いていた。激戦が続く中、ポルトガルの軍曹シコは戦死したイギリス兵の未亡人モーリーンに心を砕き、その上官アレンカル中尉はブサコの戦いで頭部に銃撃を受け生死の境をさ迷っていた。
「皇帝と公爵」の解説
戦場で泥にまみれ血を流すのは、使い捨てにされる下っ端の兵士や、土地を奪われ駆り出された農民たちだ。本作が描き出すのは、ナポレオンへのライバル心をにじませ肖像画に執着するウェリントンや、愛人を男装させて同行し情事に耽るマッセナら歴史に名を残す名将の勝負よりも、焦土と化した故郷に命懸けで砦を築き、家族を失い、尊厳を踏みにじられる名も無き人々の姿だ。撮影直前に急逝した『見出された時』『ミステリーズ 運命のリスボン』の巨匠ラウル・ルイス最後のプロジェクトを、公私にわたるパートナーのバレリア・サルミエントがメガホンをとって完成させた戦争ロマン。ルイス作品常連の名優たちも顔を揃える。
公開日・キャスト、その他基本情報
公開日 | 2013年12月28日 |
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キャスト |
監督:バレリア・サルミエント
出演:ジョン・マルコヴィッチ ヌノ・ロペス カルロト・コッタ マリサ・パレデス ヴィクトリア・グエラ ジャミマ・ウェスト メルヴィル・プポー |
配給 | アルシネテラン |
制作国 | フランス=ポルトガル(2012) |
年齢制限 | PG-12 |
上映時間 | 152分 |
(C)ALFAMA FILMS / FRANCE 3 CINEMA 2012
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