武士の献立 作品情報
ぶしのこんだて
夫を一人前の“包丁侍”に育てるには…
江戸時代。浅草の料理屋に生まれた春は、幼くして火事ですべてを失い、加賀藩六代藩主・前田吉徳の側室お貞の方の女中として仕えていた。両親譲りの料理の腕は誰もが認めるところ。台所方の舟木伝内から、息子の嫁にと請われるが、勝ち気な性格が災いして商家を離縁された身。一度は断るものの、たっての頼みに再び嫁入りする覚悟を決める。ところが、夫の安信は跡取りのくせに料理はからっきし。しかも四つも年下だった。
「武士の献立」の解説
才気煥発ゆえに年下夫に古狸と呼ばれ、疎まれてしまう上戸彩演じる姉さん女房の奮闘記である。お家のために命をかけるのが武士。ここに登場する舟木家は由緒正しい家柄だが、刀ではなく、包丁で殿様に仕えてきた料理人“包丁侍”なのだ。本作では、家業を継ぎたくない息子に手を焼く舟木家の騒動と、「加賀騒動」として知られる御家騒動も勃発する。不倫の恋も、陰謀も、夫婦喧嘩も、料理対決も盛り込まれ、時にスリリングに、時にコミカルに、時にしんみり、といった具合に多彩な味わいを楽しむことができる娯楽時代劇に仕上げたのは、『釣りバカ日記』シリーズの朝原雄三監督。西田敏行と高良健吾が演じる舟木親子は、実在した包丁侍。
公開日・キャスト、その他基本情報
公開日 | 2013年12月14日 |
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キャスト |
監督:朝原雄三
出演:上戸彩 高良健吾 西田敏行 余貴美子 夏川結衣 成海璃子 柄本佑 緒形直人 鹿賀丈史 |
配給 | 松竹 |
制作国 | 日本(2013) |
上映時間 | 121分 |
(C)2013「武士の献立」製作委員会
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ユーザーレビュー
総合評価:4点★★★★☆、3件の投稿があります。
P.N.「ビール党」さんからの投稿
- 評価
- ★★★★☆
- 投稿日
- 2013-12-28
なかなかの佳作でした。「加賀騒動」(詳しく知りませんが)とからめるのは飛躍させすぎの感もありましたが、若夫婦のやりとりは微笑ましく、ラストは気持よくハッピーエンドで、かわいい作品だと思います。高良健吾は割と好きな俳優で、殺陣と料理の所作もお見事。女性ファンならそれだけでもOK?かっこよかったですよ。オススメです。