湖の琴 作品情報

みずうみのこと

田坂具隆が監督した文芸もの

若狭の山奥の貧農の家に生まれた栂尾さくは、糸とり女として親許を離れはるばる賤ケ岳の西山集落へやって来た。そこは三味線糸や琴糸の名産地で、そこで生まれる糸は人間の悲しみや喜びの涙で出来たという余呉湖の水で洗われるから、いい音色を出すと言われていた。さくの働く家の主人喜太夫もその妻鈴子も同僚たちも皆親切であった。それに同郷の男衆松宮宇吉がいて、難しい仕事を手にとるように教えてくれた。さくも宇吉の好意に感謝し、またふたりはいつしか慕いあうようになっていた。ふたりの想いが静かに燃えあがろうとしていた矢先、宇吉が兵役のため金沢へ行くことになった。さくは喜太夫夫妻の思いやりもあって、入営の日宇吉を駅まで送った。宇吉が去って間もなく、京都の有名な長唄師匠桐屋紋左衛門が糸とりの見学に来た。

「湖の琴」の解説

水上勉の原作を「沓掛時次郎 遊侠一匹」の鈴木尚之が脚色し、「冷飯とおさんとちゃん」の田坂具隆が監督した文芸もの。撮影はコンビの飯村雅彦。(キネマ旬報 全映画作品データベースより抜粋)

公開日・キャスト、その他基本情報

キャスト 監督田坂具隆
出演佐久間良子 中村嘉葎雄 二代目中村鴈治郎 山岡久乃 千秋実
制作国 日本(1966)

ユーザーレビュー

総合評価:5点★★★★★、1件の投稿があります。

P.N.「PineWood」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2017-02-08

以前、琵琶湖周遊の旅で湖畔の十一面観音を御寺で観ました。その時確か本編のスチール写真が貼られていてロケ現場である表示が有った様に記憶していた。その事を名画座で鮮明に想い出した…。田坂監督作品はフイルムセンターの特集等でも観ていましたが、この異色作品は見逃していた。琴の師匠の妄想シーンはまるで表現主義ではないか!ブラックスワンを先取りした様にも見える…。官能的な美の佐久間良子もお見事!

最終更新日:2019-05-01 00:02:09

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