伽揶子のために 作品情報

かやこのために

李恢成の同名小説の映画化

昭和三十三年の夏の終わり、大学生だった林相俊は、北海道の森駅に降り立った。父の親友の松本秋男を訪ねるためである。樺太から引き揚げて十年ぶりの再会であった。松本はトシという日本人の女性を妻にして、縁日でおもちゃを売って生計を立てる貧しい暮らしをしていた。そこに、伽揶子という高校生の少女がいた。相俊は樺太での記憶をたどるが、その少女は知らなかった。伽揶子は本名を美和子といい、敗戦の混乱期に日本人の両親に棄てられた少女だ。日本人が棄て、朝鮮人の秋男が拾った少女は、伽揶琴という朝鮮の琴の名をとって伽揶子と名づけられた。相俊は解放(日本の敗戦)後、父の奎洙、母の辛春、兄の日俊らと日本に留まったが、渡日した一世世代とちがい、自分が朝鮮人であることを自負するためには、さまざまな屈折を重ねなければならなかった。

「伽揶子のために」の解説

「泥の河」の小栗康平監督のデビューニ作目。原作は李恢成の同名小説で、劇団転形劇場の主宰者・太田省吾と小栗が共同で脚本化。撮影は「麻雀放浪記」の安藤庄平がそれぞれ担当。(キネマ旬報 全映画作品データベースより抜粋)

公開日・キャスト、その他基本情報

キャスト 監督小栗康平
出演呉昇一 南果歩 浜村純 園佳也子
制作国 日本(1984)

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最終更新日:2016-02-12 16:01:44

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