肉体の門('64) 作品情報

にくたいのもん

田村泰次郎の同名小説を「潮騒(1964)」の棚田吾郎が脚色「花と怒涛」の鈴木清順が監督した風俗ドラマ

敗戦に虚脱し、疲れきった男たちの間に、毒々しい悪夢の花を咲かせる女たち。十七歳のマヤが、関東小政のおせんのグループに仲間入りしたのも、たった一人の兄をボルネオで亡くし、外国兵に肌を奪われてからだ。焼ビルの地下には、ジープのお美乃、ふうてんお六、町子と、皆暗い過去を背負った女たちがたむろしていた。今日も闇市では、仲間の掟を破った夜の女が、激しいリンチをうけていた。彼女らの中には、よその女に縄張りを荒させない、ただで男と寝ないという掟が生きていた。一方関東小政の刺青をもつ、おせんは、進駐軍の兵隊を半殺しにした復員姿の新太郎を助けた。すさんだ生活をしていても、小政たちもやはり女だ。たくましい男を見て、彼女らの中に愛に、似た感情が湧いて来た。そんな時、町子が小笠原というなじみの客と、結婚を約束して代償なしに身体を与えていることがバレてしまった。(キネマ旬報 全映画作品データベースより抜粋)

公開日・キャスト、その他基本情報

キャスト 監督鈴木清順
出演河西都子 野川由美子 松尾嘉代 石井トミコ
制作国 日本(1964)

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ユーザーレビュー

総合評価:5点★★★★★、1件の投稿があります。

P.N.「pinewood」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2019-01-23

渋谷区松濤美術館〈廃虚展〉を見学した後でフィルムセンター企画展〈木村威夫映画美術展〉で本編等鈴木清順監督作品コーナーを一頻り観た…。敗戦後の都市の廃虚のうらぶれた映画セットの原画、設計図,映像と興味深い!演劇志向の同氏が特別高等警察の介入から映画へとジャンル変更を余儀無くされたのは皮肉、氏の叛骨精神を鍛えた青春時代で在った様に想えた。

最終更新日:2019-12-04 14:52:36

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