あ・うん 作品情報

あうん

昭和12年春。中小企業の社長・門倉修造は、軍需景気で羽振りがよく、また男前で妻・君子がいながら女性関係が絶えなかった。一方、水田仙吉は会社勤めのつましいサラリーマンで、性格も地味だが二人は気が合い20数年来の付き合いを続けていた。その水田が3年半ぶりに地方転勤から東京に帰り、門倉は再び水田一家の付き合いを始めた。ある日、水田の娘・さと子は君子の紹介で帝大生・石川義彦と見合いをしたが、仙吉は身分不相応と断わった。しかし、さと子と石川は互いに惹かれ合い、デートを重ねるのだった。門倉と水田の妻・たみは家族ぐるみの付き合いの中で互いに好意を持つが、それは自分の胸にだけ秘めたる想いだった。女に真面目だった仙吉も門倉の紹介で芸者まり奴に執心。門倉はたみを心配し、無理矢理まり奴を横取りするが、その行為はかえって君子や仙吉を傷つけることになった。門倉はたみに惹かれていく自分に歯止めをかけようと料亭で仙吉に喧嘩を売り、水田家と絶縁した。義彦は特高に捕まり、水田はさと子に別れるよう勧めたが、二人の気持ちを離すことはできなかった。仙吉がジャワ支店長として転勤することが決まった時、門倉は最後の別れを言いに水田家を訪ねた。その時義彦も召集令状を受け取りさと子に別れを告げにやって来た。門倉は雪の中を去っていく義彦をさと子に追わせ、自分は水田家で久しぶりに仙吉、たみと酒をくみ交わしたのだった。

「あ・うん」の解説

昭和初期、東京・山の手を舞台に中年実業家の友情を描く。向田邦子原作の同名小説の映画化で、脚本は「座頭市」の中村努が執筆。監督は「極道の妻たち 三代目姐」の降旗康男、撮影は同作の木村大作がそれぞれ担当。

公開日・キャスト、その他基本情報

公開日 1989年11月3日
キャスト 監督:降旗康男
脚本:中村努
原作:向田邦子
出演:高倉健 富司純子 板東英二 富田靖子 山口美江 真木蔵人 大滝秀治 三木のり平 宮本信子 上田耕一 八木昌子 稲垣昭三 小林勝彦 三谷昇 青木卓 掛田誠 三遊亭吉窓 小河麻衣子
配給 東宝
制作国 日本(1989)
上映時間 114分

動画配信で映画を観よう! [PR]

ユーザーレビュー

総合評価:5点★★★★★、1件の投稿があります。

P.N.「pinewood」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2025-02-07

今朝のNHKラジオ深夜便絶望名言アーカイブは本篇原作の向田邦子,頭木弘樹の文學案内でドラマの奥深い魅力。NHKTVドラマ版では杉浦直樹の声も懐かしく聴き入り

最終更新日:2026-09-29 02:00:01

(広告を非表示にするには)