時をかける少女(’83) 作品情報
ときをかけるしょうじょ
ある日突然、時間を超える能力を持ってしまった少女の不思議な経験と悲しい恋を描く物語
土曜日の放課後、掃除当番の芳山和子は実験室で不審な物音を聞きつけ、中に入ってみるが人の姿はなく、床に落ちたフラスコの中の液体が白い煙をたてていた。フラスコに手をのばした和子はラベンダーの香りに包まれて気を失ってしまう。この事件があってから、和子は時間の感覚がデタラメになったような奇妙な感じに襲われるようになっていた。ある夜、地震があり外に避難した和子は、吾朗の家の方で火の手があがっているのを見、あわてて駈けつける。幸い火事はボヤ程度で済んだ。翌朝、和子は学校へ行く途中に吾朗と一緒になり地震のことを話していると突然、古い御堂の屋根瓦がくずれ落ちてきた。気がつくと和子は自分のベッドの中にいた。夢だったのだ。その朝、学校で和子が吾朗に地震のことを話すと、地震などなかったと言う。そして授業が始まり、和子は愕然とした。昨日と全く同じ授業内容だったのだ…。
「時をかける少女(’83)」の解説
筒井康隆の同名小説の映画化で、脚本は「転校生」の剣持亘、監督も同作の大林宣彦、撮影も同作の阪本善尚がそれぞれ担当。主題歌は、原田知世。(キネマ旬報 全映画作品データベースより抜粋)
公開日・キャスト、その他基本情報
キャスト |
監督:大林宣彦
出演:原田知世 高柳良一 尾美としのり 津田ゆかり 岸部一徳 根岸季衣 内藤誠 入江若葉 山下陽子 岡寛恵 |
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制作国 | 日本(1983) |
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ユーザーレビュー
総合評価:5点★★★★★、5件の投稿があります。
P.N.「pinewood」さんからの投稿
- 評価
- ★★★★★
- 投稿日
- 2020-04-18
新作ロードショー公開が新型コロナの影響で延期に為っている大林信彦監督の訃報の下,民法で放映された本篇。ラストのミュージカル風なエンドロールは割愛されたが,映画自体が童謡を口ずさむ二人のシーンの呼吸がマッチしていた。一齣撮りのcollage手法は〈花筐〉でも踏襲され