闇打つ心臓 作品情報

やみうゆしんぞう

自分の子どもを殺した男女の逃避行。23年ぶりにリメイクされた映画をめぐる過去、現在、そして時の流れ…。

リメイクを越えた意欲作。1982年に作られた1本の8mm映画『闇打つ心臓』。当時、幼い子どもを殺して逃げるリンゴォと伊奈子という若い男女を演じたのは、俳優・内藤と室井だった。23年ぶりの再会をするリンゴォと伊奈子。久しぶりのお互いの姿は複雑な感情を呼び起こす。同じころ、かつての2人と同じように自分たちの子どもを殺し、知り合いのアパートに転がり込んだ若い男女の透と有紀がいた。有紀は水滴の音、そしてどこからか聞こえてくる赤ん坊の声におびえる。やがて2組の男女の彷徨いが交差する。

「闇打つ心臓」の解説

本作は、長崎監督が昔に作った作品のストーリーやテーマを、単になぞるためのリメイクではない。映画製作過程のドキュメント、オリジナルの8mm版、そして今回作られたドラマ部分が交錯し、かつての役割を継承、あるいは逆転やねじれなど、普通の映画文法から逃れた、より自由なリメイクになっている。内藤は「23年前は若い2人はそのまま逃げた。しかし罪を犯したものは罰せられなければならない。今、出るなら、かつての自分を殴ることで罰を与えたい」という。しかし映画の撮影が進むにつれて、そう単純ではないことにとまどいを覚えるようになる。今の自分が過去の自分を罰することができるのか…。とにかくジャンルを越境する意欲作であることにはまちがいない。

公開日・キャスト、その他基本情報

公開日 2006年4月8日
キャスト 監督・脚本長崎俊一
出演内藤剛志 室井滋 本多章一 江口のりこ
配給 オフィス・シロウズ、スローラーナー
制作国 日本(2005)
年齢制限 R-15
上映時間 104分

(C)2005「闇打つ心臓」パートナーズ

手軽に動画で視聴する

ユーザーレビュー

レビューの投稿はまだありません。

「闇打つ心臓」を見た感想など、レビュー投稿を受け付けております。あなたの映画レビューをお待ちしております。

最終更新日:2020-07-08 14:39:00

広告を非表示にするには