レディ・ウェポン 作品情報

ローマのホテルで起きた暗殺事件。犯人は長身の美女だが、逃げる途中で張り込んでいたCIA捜査官のジャック（ダニエル・ウー）らに、身柄を拘束される。しかし、その場で何者かによって犯人は口封じに殺されてしまう。暗殺の黒幕は、冷酷非情なマダムM（アルメン・ウォン）。美しく運動能力に秀でた少女たちを世界中から誘拐して、世間と隔絶した南の島で訓練し、美貌と肉体を武器にする一流の暗殺者として育成する野望をもっていた。暗殺者に仕立てるべくさらわれてきたのが、シャーリーン（マギー・Q）とキャット（アンヤ）のふたりの少女。逃げ出す者は容赦なく射殺される孤島で、少女たちは地獄の特訓を耐え抜き、戦闘の知識、暗殺の技を叩き込まれる。6年の歳月が流れ、最終テストの日が来る。最終テスト、それは厳しい訓練を共に耐え抜いた同志たちと殺し合いをして、生き残ったひとりだけがプロの殺し屋として卒業できるという非情なものだった…。壮絶な死闘の末、過酷な日々を励ましあって共に耐えてきたシャーリーンとキャット、そして感情を廃した完璧な殺人マシーンとして生き抜いたジン（ジュエル・リー）の3人が、特例として合格。しかし、男を誘惑するべく女性の武器を開花させるために、卒業の祝宴はマダムMの指示により、男たちに襲われてしまうのだった。キャットとコンビを組み、正体不明の凄腕の殺し屋として次々と「仕事」をこなしてゆくシャーリーン。だがあるとき、香港での仕事で生き別れた母親（チェン・ペイペイ）と再会する。また、ふとしたきっかけからジャックと知り合う。世界中から12歳の少女ばかり40人以上も誘拐された事件の解決に執念を燃やすジャックは、調査の重要人物であるシャーリーンに、次第に恋愛感情を抱くようになる。ジャックと互いに惹かれあい、愛し合うようになったシャーリーンは組織から抜けることを決意する。だがその頃、マダムMの組織には、復讐をたくらむ日本のヤクザ・リュウイチ（アンドリュー・リン）の魔手が伸びていた。