戦争と青春 作品情報
せんそうとせいしゅん
東京大空襲の悲劇を描く反戦ドラマ
高校の課題で家族の戦争体験を聞くことになったゆかりは、さっそく父・勇太に問うが勇太は口を開こうとしなかった。そんなある日、ゆかりの伯母にあたる咲子が町の焼け焦げの電柱横の道路に飛び出した子供を救おうとして交通事故にあう。咲子には空襲で生き別れになった娘がいた。そこでようやく口を開いた勇太の話から、咲子の過去が語られる。戦争中、咲子は弟(勇太)の担任だった教師・風見と恋に落ちるが、その愛を育む間もなく風見に招集礼状が届く。しかし風見は徴兵を拒否し、北海道に逃亡する中で非業の死を遂げるのだった。
「戦争と青春」の解説
昭和20年、東京下町を一瞬にして焦土と化した東京大空襲の悲劇を描く反戦ドラマ。原作・脚本は早乙女勝元が執筆。脚本協力に『母さんの樹』の橘祐典、『遥かなる甲子園』の大澤豊、『想い出のアン』の吉田憲二。監督は『ひめゆりの塔(1982)』の今井正。撮影監督は『流転の海』の岡崎宏三がそれぞれ担当。(キネマ旬報 全映画作品データベースより抜粋)
公開日・キャスト、その他基本情報
キャスト |
監督:今井正
原作・脚本:早乙女勝元 出演:工藤夕貴 佐野圭亮 井川比佐志 奈良岡朋子 樹木希林 藤田弓子 河原崎長一郎 |
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制作国 | 日本(1991) |
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ユーザーレビュー
総合評価:5点★★★★★、2件の投稿があります。
P.N.「pinewood」さんからの投稿
- 評価
- ★★★★★
- 投稿日
- 2019-09-12
倉本聰のシナリオのドラマ〈やすらぎの刻・道〉にも本篇の様な大空襲のepisodeが登場するが大本営発表の新聞報道は悉く報道規制の賜物でしか無かった見たいだ…。ネットでも検索上,当時の大手mediaの空襲報道の紙面が出て来て唖然とさせられる!戦争の渦中では返って真実が全く判らないー。空襲の戦争資料と事実は各地の平和資料館に納められて居る。本篇にも空襲研究の著述家・早乙女氏がワンシーン出演する