ロスト・メモリーズ 作品情報

ろすとめもりーず

その歴史ではソウルは日本だった!? 韓国映画初の近未来SFアクション

1909年、ハルピンでの伊藤博文暗殺が未遂に終わった時、日韓の歴史は大きく捻じ曲げられた。日本は第二次大戦でアメリカと連合し、原爆はベルリンに投下。東アジアは日本の領土として併合され、2009年、ソウルは日本第三の都市として繁栄を極めていた。そんな折、武装集団による美術展襲撃テロが発生。犯人グループは“不令鮮人”と呼ばれる朝鮮独立の闘士たちだった。日本特殊捜査局に所属する日本人・西郷と朝鮮系日本人・坂本は、銃撃戦の末に事件を鎮圧するが、彼らが美術展を狙った動機について疑念を深めてゆく…。

「ロスト・メモリーズ」の解説

東京ファンタ映画祭2003のオープニングを飾った本作は、韓国映画史上最高の製作費を投じた近未来アクション。プロローグがまずスゴい。もし伊藤博文の暗殺が失敗していたら、日本は戦争に勝利し、韓国は今なおその統治下にある…こんな大胆な着想を足掛かりに架空の近未来を現出させ、韓国映画らしい情感あふれるドラマが展開してゆく。

一方では、このアプローチがただの大見得でないことも忘れてならない。伊藤博文を暗殺した安重根は、朝鮮独立の道を拓いた英雄として現在も奉られている。つまり本作は、20世紀の日韓史をSFの形を借りて描いた歴史絵巻でもあるのだ。日本の観客には心中穏やかでない面もあるやも知れないが、こんなシリアスな視点からハイスケールの娯楽作品を作り上げてしまう韓国映画の底力には、素直に脱帽するしかないだろう。

公開日・キャスト、その他基本情報

公開日 2004年3月27日
キャスト 監督イ・シミョン
出演チャン・ドンゴン 仲村トオル ソ・ジノ シン・グ アン・ギルガン チョ・サンゴン チョン・ボジン 大門正明 キム・ウンス 光石研 吉村美紀 今村昌平
配給 メディアボックス+ギャガ・コミュニケーションズ
制作国 韓国=日本(2001)
上映時間 136分

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最終更新日:2016-02-12 15:44:01

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