大いなる幻影 作品情報

おおいなるげんえい

ジャン・ルノワール監督による、ヒューマニズムを描いた名作

第一次世界大戦中、敵情てい察の任務を持つマレシャル中尉とポアルディウ大尉を乗せたフランスの飛行機は、ドイツの飛行隊長ラウフェンシュタインに撃墜されドイツ軍の捕虜となった。マレシャルはパリの機械工の出、ポアルディウは貴族、そして国こそ違うが同じく貴族であるラウフェンシュタインは2人を捕虜扱いにせず不運な勇士として食卓にさえ招待するのであった。彼等が収容されたハルバハ・キャンプの部屋には、ロザンタァルというフランスに帰化したユダヤ人の金持の息子もいた。彼のもとに、日毎送られて来る慰問品で同室の人々はぜいたくな食事をとることが出来た。

「大いなる幻影」の解説

『南部の人』のジャン・ルノワールが『どん底』(1936)についで監督した仏・RAC1937年作品。ストゥリイと脚色はルノワールと『しのび泣き』『旅路の果て』のシャルル・スパークの共同執筆で、撮影は『格子なき牢獄』『旅路の果て』クリスチャン・マトラ、音楽は『ジェニイの家』のジョゼフ・コスマが担当している。

主なる出演者は『愛欲』『珊瑚礁』のジャン・ギャバン、『帰郷(1928)』『東洋の秘密』『霧笛』などで古から知られているドイツ生れの女優ディタ・パルロ、『犯人は二十一番に住む』『六人の最後の者』のピエール・フレネー、『あらし(1939)』のエリック・フォン・シュトロハイム、『海の牙』『乙女の星』のジュリアン・キャレットなどである。(キネマ旬報 全映画作品データベースより抜粋)

公開日・キャスト、その他基本情報

キャスト 監督ジャン・ルノワール
出演ジャン・ギャバン ピエール・フレネー
制作国 フランス(1937)
上映時間 117分

ユーザーレビュー

総合評価:5点★★★★★、3件の投稿があります。

P.N.「pinewood」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2018-10-17

早稲田松竹のジャン・ルノワール監督特集でボードビルの様なイングリット・バーグマンの笑顔が美しい映画「恋多き女」と併映で観た本編。ツールズで新たに見付かった作品のデジタル復元版。飛行機墜落のエピソードには監督自身の怪我の体験や盟友サンテクジュペリの飛行機事故死の追悼の感情が込められてるのかも知れない。本編タイトルは国境や戦争そのものをイリュージョンと言って居るんだとばかり思って来たが、戦争を回避出来ると夢想する〈大いなる幻影〉性見たい何だ。監督は本編で大衆に戦争の本質を見せたが、戦争自体を止める事は出来無かった、其の悔しさを後に回想して述べている。映画史上の金字塔!?


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最終更新日:2018-10-22 16:00:04

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