今週の映画動員ランキングは、『映画HUGっと!プリキュア・ふたりはプリキュア オールスターズメモリーズ』(東映)が、土日2日間で動員31万人、興収3億5400万円をあげ初登場1位を飾った。昨年10月28日公開の秋前作に比べ動員比で181.2%、これまでの「プリキュア」シリーズにおいても春・秋を通じて歴代No.1 という、15周年記念作品にふさわしい素晴らしいスタートとなった。作品は、アニメシリーズ第1作「ふたりはプリキュア」と最新作「HUGっと!プリキュア」のメンバーが共に闘い、歴代55人のプリキュアが集合する約2年半ぶりのプリキュアオールスターズ映画。今回この55人という数字が「アニメ映画に登場する最も多いマジカル戦士の数」としてギネス世界記録(R)に認定された。声の出演は引坂理絵、本泉莉奈、小倉 唯らのほか宮野真守がゲスト声優として出演。監督は2017年公開のシリーズ22作目「映画プリキュアドリームスターズ!」も手掛けた宮本浩史。
『旅猫リポート』(松竹)は、土日2日間で8万2000人、興収1億300万円をあげ2位でスタートを切った。人気ベストセラー作家・有川浩の同名小説を福士蒼汰主演で実写映画化、愛猫ナナの声を高畑充希が演じている。監督は、同じく有川浩原作の「植物図鑑 運命の恋、ひろいました」をヒットに導いた三木康一郎が務めている。
他新作では、小森陽一の人気小説「オズの世界」を、波瑠と西島秀俊の共演で実写映画化した『オズランド 笑顔の魔法おしえます。』(HIGH BROW CINEMA/ファントム・フィルム)が9位に初登場。物語が全てPCの画面上で展開していくという斬新な手法で話題の『search/サーチ』(ソニー)は、わずか60スクリーンでの上映ながら10位にランクインと、好スタートを切った。
既存作品では、5位の『日日是好日』(東京テアトル/ヨアケ)が、累計で間もなく興収6億5000万円に到達。6位の『プーと大人になった僕』(ディズニー)は、累計で動員175万人、興収23億円を突破している。