ウォルト・ディズニーが残したプランを基にした冒険譚『トゥモローランド』(ディズニー)が全国643スクリーンで公開され、土日2日間で動員19万216人、興収2億6451万300円をあげ、初登場1位となった。宇宙飛行士を夢見る17歳の少女ケイシーは、荷物に紛れ込んだピンバッジに触れ、未知の世界“トゥモローランド”に迷い込む。ジョージ・クルーニーが“トゥモローランド”を知る謎めいた男・フランク役でディズニー映画に初出演し、「ミッション:インポッシブル ゴースト・プロトコル」のブラッド・バードが監督。
2位には、生田斗真主演によりネット社会のテロリズムを描いた筒井哲也原作の同名漫画を実写化した『予告犯』(東宝)が初登場。321スクリーンで公開され、土日2日間で動員14万4631人、興収1億9907万5100円をあげた。新聞紙の頭巾をかぶった謎の男“シンブンシ”によってネット上に投稿された犯行予告動画が大きな渦となり、予測のつかない事態へと発展していく。「白ゆき姫殺人事件」の中村義洋が監督し、戸田恵梨香、鈴木亮平、濱田岳、荒川良々が共演。
公開7週目に突入した4位の『シンデレラ』(ディズニー)は、累計動員415万人、累計興収52億円を突破。
その他新作では、小学校の国語の教科書に長年掲載された児童文学を映画化した、鈴木京香主演「おかあさんの木」(東映)が7位。太平洋戦争のために7人の息子が次々と兵隊にとられ、そのたびに桐の木を植えて、息子たちの無事を祈る母の姿が描かれる。
ジェニファー・ローレンス主演のアクションシリーズ最終章前編『ハンガー・ゲーム FINAL:レジスタンス』(KADOKAWA)が8位にランクイン。2013年12月27日公開の前作「ハンガー・ゲーム2」との、初日3日間興収対比で108%の好スタートを切った。
また、先週11位の河瀬直美監督作『あん』(エレファント・ハウス)は、10位に浮上した。