佐藤健主演『るろうに剣心 伝説の最期編』(ワーナー)が2週連続で1位を獲得。土日2日間の成績は動員32万0949人、興収4億1884万6200円をあげ、早くも累計動員176万人、累計興収22億円を突破した。
SF映画の金字塔「猿の惑星」の前日譚を描いたシリーズの第2弾『猿の惑星:新世紀(ライジング)』(FOX)は2位に初登場。全国712スクリーンで公開され、土日2日間で動員14万9354人、興収2億1092万5300円をあげた。前作「猿の惑星:創世記(ジェネシス)」から10年後の世界を舞台に、進化を加速させ独自の文化を築き上げる猿たちと、荒廃した市街地に身を潜め存亡の危機に陥った人類による、“共存か決戦か”決断の行方が描かれる。猿たちのリーダーであるシーザーを、前作に続きアンディ・サーキスが演じ、新次元のパフォーマンス・キャプチャーによるリアルな感覚を映像に吹き込んでいる。その他、ジェイソン・クラーク、ゲイリー・オールドマン、ケリー・ラッセルが出演し、共存と対立の間で揺れる人間の苦悩を体現している。
4位に、浅田次郎による短編集「五郎治殿御始末」の中でも名作の誉れ高い一編を映画化した『柘榴坂の仇討』(松竹)が初登場。全国255スクリーンで公開され、土日2日間で動員8万6646人、興収1億0038万9900円をあげた。“桜田門外の変”で敬愛する主君・井伊直弼を失い仇敵を追い続ける男と、大老を暗殺した後、身を隠して孤独に耐える男。江戸から明治へ激変し、13年の時を経て巡り合った2人に思いがけない運命が待ち受ける。敵を追い続ける藩士を中井貴一、孤独に生きる刺客を阿部寛が演じる他、広末涼子、高嶋政宏、真飛聖、吉田栄作、藤竜也、中村吉右衛門が共演。
また、全国10スクリーンと小規模公開ながら『弱虫ペダル Re:RIDE』(東宝映像事業部)が11位に続いた。自転車ロードレースに懸ける高校生たちの戦いを描いた人気コミックが、TVアニメ化を経て初の劇場作品として登場。