フランス中の女性が共感した、ベストセラー恋愛小説の映画化作品『シンプルな情熱』が、7月2日(金)よりBunkamuraル・シネマほか全国ロードショーとなる。本作の本編抜粋映像が解禁となった。
原作は、ノーベル文学賞にも候補に名を連ねるフランス現代文学の頂点、作家アニー・エルノーが1992年に発売した作品。自身の実体験が赤裸々に綴られ、日本でも時代をリードし続ける人気作家から熱く支持され、大反響を巻き起こした。パリの大学で文学を教える教師のエレーヌは、年下で既婚者のロシア外交官アレクサンドルとパーティで知り合い恋に落ちる。昼下がりに、自宅やホテルで逢瀬を重ね、彼との抱擁にのめり込んでゆくエレーヌだったが…。
エレーヌには『若い女』(2017)でリュミエール賞有望女優賞を受賞した、実力派レティシア・ドッシュ。アレクサンドルを演じるのはセルゲイ・ポルーニン。19歳で英国ロイヤル・バレエ団の史上最年少プリンシパルに選ばれた2年後、人気絶頂の真っただ中で突如として退団を発表。現在は全身にタトゥーをまとう異端のダンサー、そして俳優としての新たなステージを竜巻のごとく席巻中の危険な香りを放つアーティスト。
レバノン出身のダニエル・アービッド監督が、女性ならではの視点で原作のスピリットを忠実に映画化することに成功。2020年カンヌ国際映画祭に公式選出され絶賛された。恋という名の情熱とは、自分自身を発見し、人生をさらに自由に羽ばたくためのギフトだと教えてくれる、胸が高鳴る愛と官能の物語が誕生。
この度解禁された【本編抜粋映像】では、自宅で論文を書く仕事をしていたエレーヌ(レティシア・ドッシュ)の携帯電話が、突然鳴るシーンから始まる。「元気か?」聞き覚えのある声にドキッとするエレーヌだったが、「会えるか?20分後だ いいね?」と言われ「分かった 家にいるわ」と静かにやりとりを済ませる。
ジルベール・ベコー「恋は素敵(C’est Merveilleux l’Amour)」の軽快なシャンソン音楽を背景に、家の中を小走りで移動。最高の自分で迎えるため、大急ぎで服を選び、メイクアップ!散らかしていた服をタンスに押し込む…!そうしてひと段落し、今か今かと待ちわびたところで、とうとう恋焦がれたアレクサンドル(セルゲイ・ポルーニン)が現れるのだった。恋愛をするなかで多くの人が一度は経験するであろう、あのドキドキの感覚を追体験してしまうこと必須の本編抜粋映像が到着した。
『シンプルな情熱』本編抜粋映像
https://youtu.be/oqpQWbQrf-E