ドラマ「バイプレイヤーズ」シリーズや映画『アズミ・ハルコは行方不明』 『アイスと雨音』など、多岐にわたる活躍を見せている松居大悟監督が成田凌を筆頭に個性派かつ実力派の俳優たちを迎えた映画『くれなずめ』。この度、ポスタービジュアル撮影時に熱唱する成田凌、高良健吾、藤原季節ら6人の熱い姿を切り取った映像が解禁となった。
高校時代、帰宅部でつるんでいた6人の仲間たちが、友人の結婚披露宴で余興(赤フンダンス!)をやるべく 5 年ぶりに集まった。久しぶりに出会った彼らは、その余興の後、“披露宴”と“二次会”の間の妙に⻑い“狭間”の時間を持て余しながら、昔の思い出に想いを馳せる。「しかし吉尾(成田)、お前ほんとに変わんねぇよな。なんでそんなに変わんねぇの? まあいいか、そんなのどうでも」そう、ぼくたちは認めなかった。友人がある日突然、死んでしまったことをー。この微妙な“狭間”の時間に起こる出来事は見るものの予想を超えていく。かつて松居監督自身の実体験をモチーフに書かれた完全オリジナルの舞台劇を、錚々たるメンバーと共に映画化。先日放送が開始された NHK 連続テレビ小説「おちょやん」でもメインキャストとして出演する気鋭の演技派俳優らを含め、個性的かつ実力派の豪華俳優が勢揃いした。
解禁されたのは本作のポスタービジュアルにも採用、成田凌、高良健吾、藤原季節ら6人がバンド“太陽族”による楽曲「誇り」を“熱唱するシーンの撮影中の模様”を切り取ったもの。劇中でこの楽曲をカラオケボックスで合唱シーンが登場するが、本映像はそのシーンを改めてメイキング用として別途記録したものである。松居監督自身も大好きだったと語るこの楽曲をそれぞれの想いを込めて全身全霊を込めて身体全体を使って表現する姿は、結果、それぞれが演じるキャラクターのイメージや皆の関係性を想像させる熱い映像ともなっている。
友人の結婚式で余興を披露するために久々に集まった高校時代の旧友たちが過ごす、結婚式の【披露宴から二次会までの狭間】を描いた物語。しょうもないことで笑っていたあの頃があるから、今の自分があることを思い出させてくれる。誰もが経験したことのある、あの太陽が沈みそうで沈まない、えも言われぬ「くれなずむ」瞬間に名前をつけてくれるような、愛おしい作品が完成した。松居監督ならではの、観る人の予想を超える「仕掛け」も必見です!なお、タイトルの『くれなずめ』は、「暮れなずむ」を変化させ、命令形にした松居監督自身による造語。日が暮れそうでなかなか暮れないでいる状態、転じて、前へ進もうとしても障害があってうまく進めないでいる状態を形容している。本作は、笑いとヤセ我慢と切なさが同居した⻘春の残りカスが心に刺さる、様々な狭間に立つアラサー男子 6 人による驚きと感動の一作となっている。
映画『くれなずめ』メイキング
https://youtu.be/hNwS7VZi858