映画『ホテルローヤル』が11月13日より全国公開となる。原作は累計発行部数100万部を超える桜木紫乃の直木賞受賞作。桜木の実家だったラブホテルを舞台にした七編の連作小説を、現代と過去を交錯させ一つの物語へ大胆に映像化した。メガホンをとるのは、『百円の恋』や『嘘八百』、昨年のNetflix国内視聴ランキング1位を獲得した「全裸監督」など精力的な活動を続ける武正晴。脚本は、連続テレビ小説「エール」を手がけた清水友佳子。主人公であるホテル経営者の一人娘の雅代には、映画やドラマで圧倒的な演技力と存在感を示す波瑠。誰にも言えない秘密や孤独を抱えた人々が訪れる場所、ホテルローヤル。そんなホテルと共に人生を歩む雅代が見つめてきた、切ない人間模様と人生の哀歓。誰しもに訪れる人生の一瞬の煌めきを切り取り、観る者の心に温かな余韻と感動をもたらす。
11月11日放送の文化放送「大竹まことゴールデンラジオ」に原作者・桜木紫乃のリモート出演が決定。本番組への桜木の出演は約2年半ぶり。作家デビュー10周年記念作品「砂上」のお話をして以来の登場となる。番組MC大竹と久々にどのようなトークになるのか必聴だが、この日のパートナーMCは更に桜木と縁の深い壇蜜が務める。2014年、オンラインの対談インタビューで初めて顔を合わせた二人はその場で意気投合。そもそも桜木は直木賞の先行員会の席で林真理子から「壇蜜のような文章」と評され、「文壇の壇蜜」の異名を授賞式の際に自身で宣言していた経緯があり、それを壇蜜本人も知っていたそう。壇蜜の著書「壇蜜日記」の帯には桜木が「とんでもないぞ、壇蜜。脱いでも着ても魅力的。脱げば脱ぐほど謎だらけ」と絶賛の声を寄せ、その後壇蜜も桜木の「ブルース」に「話の中の一人の女として「読み抱かれ」ました。」という帯書きだけでなく、解説も寄稿するなどして親交を深めていった仲。
11月7日から通販サイト・道内の書店で販売が開始され、本州では同中旬に発売予定の桜木初のエッセイ「おばんでございます」にも、壇蜜は「紫乃さんは柔らかくて、でもちょっとやさぐれてる。だから、文章からいい匂いがするんです。」と太鼓判を押しています。長年に渡り絆を育んできた2人、壇蜜が『ホテルローヤル』をどのように語るかにも注目だ!
★番組概要
文化放送「大竹まこと ゴールデンラジオ」 2020年11月11日(水)
出演コーナー「大竹メインディッシュ」 14:25~14:50