2019年5月、ひとつのエッセイが新聞に投稿された。エッセイのタイトルは「感謝離(カンシャリ)ずっと夫婦」。長年連れ添った愛妻への思いを綴ったこのエッセイは大きな反響を呼び、2020年3月『感謝離(カンシャリ)ずっと一緒に』というタイトルで単行本化された。愛妻への思いが溢れる感動の実話が、尾藤イサオ・中尾ミエのW主演で、ついに映画化。2020年11月6日(金)より、全国公開される。本作が映画初共演となる二人。昭和・平成・令和、3つの時代で様々なエンターテイメントを発表し続けている大ベテランの二人が、62年連れ添ったおしどり夫婦を演じている。このほど、本作の主題歌アーティスト・楽曲が解禁、また劇中の映像が初めて盛り込まれた本予告、オールキャスト発表・ポスタービジュアルがお披露目された。
主題歌を手掛けるのは、愛嬌たっぷりの人柄と伸びやかな声、心に響く楽曲を武器に歌い続けるソロアーティスト、関取 花。NHK「みんなのうた」への楽曲書き下ろしやワンマンライブ等を経て、2019年にメジャーデビュー。主題歌として、本作の世界観に共鳴する楽曲 『あなたがいるから』 を書き下ろした。『あなたがいるから』を聴くことができる予告編では、仲睦まじく暮らす二人の様子、「明るい笑顔に助けられてきたから」という言葉と共に妻に優しく寄り添う夫の姿が描かれる。また、ひとつひとつに感謝の言葉を吹き込みながら思い出の品を手放し、少しずつ前を向く様子が映し出される。尾藤イサオ演じる謙三と中尾ミエ演じる和子。自然体の二人の、穏やかでしあわせな日常、それを柔らかく包み込む楽曲。映像と楽曲から溢れ出す、やさしさとぬくもりに、心が満たされていく。本作の公開日同日、主題歌『あなたがいるから』もApple Music、Spotify、iTunesなど、主要ストリーミング&ダウンロードサイトにて配信されることも発表された。
このほど、解禁されたポスターでも、長年連れ添った夫婦の味わい深い微笑みの表情が、フィルムカメラによって切り取られている。
夫を演じる尾藤イサオは、1962年、歌手としてデビュー。1966年、ビートルズ日本公演の前座として内田裕也やブルージーンズ、ジャッキー吉川とブルーコメッツ等と出演、合同演奏を行い、1970年には「あしたのジョー」の主題歌を歌い一世を風靡した。歌手活動に留まらず、テレビドラマや映画、舞台と、俳優としても約50年にわたり活躍し、中でも映画では市川崑、森田芳光、山田洋次など日本を代表する監督らの作品に出演している。近年は、テレビドラマ「ノーサイドゲーム」(TBS)、映画『天地明察』、『の・ようなもの のようなもの』などに出演、バイタリティ溢れる姿をファンに届けている。本作は、尾藤にとって、劇場公開映画としては、初の主演作となる。
妻を演じるのは、歌手、女優、近年ではコメンテーターとしても活躍している中尾ミエ。1962年「可愛いベイビー」が大ヒットし、以降数多くの楽曲を世に送る出す一方、女優として「若い季節」や「ふりむくな鶴吉」といったNHKドラマ、「必殺シリーズ」では他を圧倒する存在感を放っている。近年ではテレビドラマ「金魚姫」、映画『人生、いろどり』、『繕い裁つ人』などに出演している。
尾藤と中尾は、中尾が主演・企画・プロデュースを務めるオリジナルミュージカル「ザ・デイサービス・ショウ~It’s Only Rock’n Roll~2019」以来となり、映画は今回が初共演となる。
「感謝離 ずっと一緒に」60秒予告
https://youtu.be/uh0VXzRFvlI