初監督作にして第91回アカデミー賞&第71回エミー賞にWノミネートという快挙を果たし、サンダンス映画祭をはじめ59の賞を総なめ、ロッテントマト満足度100%と全米の批評家・観客が絶賛!さらにオバマ元大統領が「感動的で、示唆に富む。ただただ惚れ込んだ」と年間ベスト(2018年)に選んだ傑作ドキュメンタリー『行き止まりの世界に生まれて』が、9月4日(金)より新宿シネマカリテ、ヒューマントラストシネマ渋谷他全国順次公開となる。
傷だらけのぼくらが見つけた明日――
「全米で最も惨めな町」イリノイ州ロックフォードに暮らすキアー、ザック、ビンの3人は貧しく暴力的な家庭から逃れるようにスケートボードにのめり込んでいた。スケート仲間は彼らにとっての唯一の居場所で、もう一つの家族だった。そんな彼らも大人になるにつれ、さまざまな現実に直面し段々と道を違えていく。カメラは、明るく見える彼らの暗い過去、葛藤を抱える彼らの思わぬ一面を露わにしていく――。無人の街を自由自在に駆け抜ける…圧巻のスケートシーンの冒頭映像公開!
この度公開された冒頭映像は、「立ち入り禁止」のサインを平然と無視してビルに侵入して行くキアー、ザックら本作の主人公たちの様子から始まる。「世間は言い続ける”男らしく”、”強くなれ”」「それは社会のお仕着せだ。子供は自由で縛られないけど、やがてそうじゃなくなる時が来る」というザックの言葉と共に、早朝の誰もいないロックフォードの街をキアー、ザック、ビンがスケートボードに乗って、まるで空を飛んでいるかのように自由自在に駆け抜けるシーンが映し出されていく。まるで観ている私たちもスケートボードに乗っているかのように感じられるスケート映像は、スケートボーダーであり、フィルマーでもあるビン・リュー監督ならではの圧巻の撮影だ。
希望が見えない環境、大人になる痛み、根深い親子の溝…様々な葛藤を抱える彼らが、スケートボードに乗ってひたすら前に進んでいく。原題の「Minding the Gap(ギャップに注意)」は、親子、男女、貧困、人種など様々な分断を象徴してもいるが、何度も段差(ギャップ)を乗り越え滑る彼らの姿には、まるで監督の自分たちの未来に対する希望と願いが込められているかのよう。本編で描かれる彼らの等身大の青春ストーリーへの期待が高まる冒頭映像だ。
【本編映像】街を自由自在に駆け抜ける…圧巻のスケートシーンの冒頭映像!
https://youtu.be/M9w8mdfqiG8