日時:6月29日(土)
場所:新宿バルト9 スクリーン9
登壇者:戸田恵子、中尾隆聖、榮倉奈々、ANZEN漫才(みやぞん、あらぽん)、ドリーミング
30年以上もの長い間、日本中に「愛と勇気」を届けてきたみんなのヒーロー、アンパンマン。その生みの親・やなせたかし先生の生誕100周年にあたる今年、シリーズ第31作目となる映画『それいけ!アンパンマン きらめけ!アイスの国のバニラ姫』が6月28日(金)に全国233スクリーンで公開となった。
昨年の映画化30周年記念作品として公開されたシリーズ第30作目『それいけ!アンパンマン かがやけ!クルンといのちの星』は、シリーズ屈指の大ヒットを記録。子どもたちは勿論のこと、沢山の人達に愛される作品となった。今年はやなせたかし先生生誕100周年というアニバーサリーイヤーということもあり、さらなる大ヒットが期待されている。
そしてこの度、アンパンマンの声優を務める戸田恵子、ばいきんまん役の中尾隆聖、ゲスト声優としてバニラ姫役を演じた榮倉奈々、バニラ姫の教育係・ジェラート大臣役のみやぞん&ばいきんまんが作った最強メカ“バイキンアイスロボ”役のあらぽんのANZEN漫才の2人、テーマ曲を担当したドリーミングをお呼びし、新宿バルト9で公開記念舞台挨拶が行われた。
子供たちや親御さんで満席となった客席からの元気いっぱいの拍手の中、ゲストの皆さんが登壇。イベントはドリーミングと登壇ゲストの皆さん、そしてお客さんが歌う「アンパンマンのマーチ」の大合唱でスタート。お子さんたちの元気な声が会場中に響き渡った。
長年アンパンマンの声を務めてきた戸田は「アンパンマンの生みの親、やなせたかし先生の生誕100周年の年に素晴らしい映画が出来ました。」と挨拶。中尾は「今年もみなさんと公開を迎えられてとっても幸せです。」と笑顔で挨拶した。
榮倉は「家で毎日見ていたアンパンマンに、ゲスト声優として出演することが出来てとても嬉しいです。ドリーミングさんの生歌や、戸田さんや中尾さんのアンパンマン、ばいきんまんが聞けて、そして来てくれた子どもたちの笑顔と笑い声でとても幸せです。」とついに公開を迎えた今の気持ちを率直に語り、会場は温かい空気に包まれた。
あらぽんは「甥っ子に「(アンパンマンの映画は)いつやるの?」とよく言われていたんですけど、やっと「始まるよ!」と伝えることが出来て嬉しいです。」と喜びを語った。
上手にアイスを作れないバニラ姫がアンパンマンや仲間たちと出会って少しずつ成長していく本作になぞらえて、バニラ姫にとってのアンパンマンのように、「自分を“大きく成長させてくれた人”」について聞かれた榮倉は、「今回は、戸田さんや制作スタッフの方々にとても助けてもらいました。アフレコ収録の時に緊張していて、制作スタッフの方々が「アンパンマンのマーチ」を合唱してくれたんです。子どもたちが楽しんで観るから、作る方も楽しくやらないといけないんだよ、と聞いて、アンパンマンはもちろん、制作の方々もとても素敵だなと思いました。戸田さんにはアフレコ収録の1日目が終わった時に『すみません、難しいです』ってメールを送らせていただいたんですけど、的確にアドバイスをいただいて助けていただきました。ありがとうございました。」とお礼。戸田は「アンパンマンを愛するが故に、一生懸命にやってくれて、その思いの丈が届いて私も嬉しくなりました。(榮倉さんが)子育て奮闘中ということもあって、『子供のようにやってみたらどう?」って伝えたんですけど、悩んでくれた結果、榮倉奈々のすべてが詰まったような出来上がりになっています。」と榮倉の声優ぶりに太鼓判を押した。
そして七夕直前という事もあり、ゲストの皆さんが“アイス型短冊”に書いた願い事を披露!戸田と中尾はそれぞれ「アンパンマンの映画をたくさんの人に観てもらえますように」、「子供たちがいつも笑顔でいられますように」と発表。榮倉は「“映画館デビュー”を楽しんでもらえますように!」と本作を子供たちの映画館デビューにぴったりの作品とオススメした。みやぞんは「アンパンマン大好きな子供たちがたくさん気づいて生きていきたい」と珍回答。榮倉やあらぽんは“どういうこと”、“難しい”と困惑しながらも会場は大きな笑いで包まれた。続いてあらぽんは「オリンピックを見に行きたい」と発表。来年に迫った東京五輪の話題で盛り上がった。
ドリーミングは「やなせ先生とまた巡り合いたい」と発表。毎年舞台挨拶に登壇していたやなせ先生とのエピソードを披露し、戸田も「きっと見てくれていると思います」と語った。
最後に戸田は「今回は “笑顔”がテーマです。やなせ先生が“笑顔”が大事だ、“人生は喜ばせごっこ”だと仰っていました。31年間も続いているアンパンマンは大切なものが何かということを教えてくれるアニメだと思っています。」と語り、日本中の子どもたちに“最高の笑顔”を届ける本作にふさわしい、会場中が笑顔に包まれた温かなイベントとなった。