「何度読んでも泣いてしまう」「心が洗われる」「寂しいけどあったかい気持ちになる」--SNSに投稿した4コマ漫画が多くの読者の胸を打ち、話題となったSNS漫画家・世紀末。その爆発的人気を受けて出版された処女作「殺さない彼と死なない彼女」(KADOKAWA刊)が間宮祥太朗・桜井日奈子のW主演で実写化。この度、間宮祥太朗・桜井日奈子が演じる〈小坂〉〈鹿野〉に加え、原作でもメインキャラクターとして登場する〈きゃぴ子〉と〈地味子〉、〈君が代ちゃん〉と〈八千代くん〉の物語も描かれることが発表。さらに物語のキーパーソンとなる〈イケメンくん〉と〈サイコキラーくん〉も登場することが明らかになり、期待のキャストにはいま最も旬な若手俳優たちの豪華競演が決定した。
〈地味子〉役には、白石和彌監督・香取慎吾主演の映画『凪待ち』(2019年公開)のヒロイン役に抜擢され、その活躍に熱い視線が注がれる恒松祐里(20)。NHK連続テレビ小説「まれ」や大河ドラマ「真田丸」、「5→9 私に恋したお坊さん」で脚光を浴び、近年では『散歩する侵略者』や『虹色デイズ』『3D彼女 リアルガール』など映画やドラマに多数出演している実力派女優が、真逆の性格の親友・きゃぴ子を厳しくも温かく見守る男前な少女を演じる。
自分の可愛さを自覚し、周囲からの愛を求め続けるプレイガール〈きゃぴ子〉役には、NHK連続テレビ小説「わろてんか」で主人公の妹・りん役を演じて一躍世間の注目を集めた堀田真由(20)。その確かな演技力で『虹色デイズ』やドラマ「チア☆ダン」「3年A組-今から皆さんは、人質です-」など様々な“青春モノ”で幅広い役柄をこなしてきた彼女が、原作読者にもファンの多いキャラクターとして“孤独を抱える達観したぶりっ子”という新境地に臨む。
好きな男の子に何度フラれても日課のように告白し続ける天真爛漫な女の子〈撫子〉(※原作では「君が代ちゃん」)役には、ドラマ「中学聖日記」の主題歌「プロローグ」のMV出演が大きな反響を呼んだ箭内夢菜(18)。「ミスセブンティーン2017」でグランプリを勝ち取ったのち、ドラマ「チア☆ダン」「3年A組-今から皆さんは、人質です-」と立て続けに出演。2019年には映画『雪の華』でスクリーンデビューを果たし、今後の活躍から目が離せない若手女優の一人である。
そんな撫子の想い人であり、恋愛に無関心な草食男子〈八千代〉役には、透明感のある中性的な顔立ちから“可愛すぎる美少年”として話題となり、ティーンを中心に絶大な人気を誇るファッションモデルのゆうたろう(20)。近年はモデル業のかたわら、『3D彼女 リアルガール』、バカリズム脚本の2.5次元舞台「ひらがな男子」、ドラマ「ゆうべはお楽しみでしたね」、松居大悟作・演出の舞台「みみばしる」に出演する等、精力的な俳優活動でも注目を集めている。
上記メインキャストのほか、恋多き女・きゃぴ子の彼氏の一人である〈イケメンくん〉役には、ドラマ「おっさんずラブ」のモンスター新入社員役で世間を賑わせ、今度は「腐女子、うっかりゲイに告る。」でNHKドラマ初主演も決定している金子大地(22)。また、愛についての歪んだ信念を滔々と説く〈サイコキラーくん〉役を、主演映画『チア男子!!』(2019年5月10日公開)の公開が控える中尾暢樹(22)がつとめるなど、今をときめく美男子たちが個性的な役どころを演じるのも見逃せないポイントだ。そして、物語におけるキーパーソンとして、〈さっちゃん〉役に佐藤玲、〈きゃぴ子の母〉役に佐津川愛美、〈小坂の母〉役に森口瑤子と、日本映画・ドラマ界に欠かせない実力派俳優たちが脇を固め、フレッシュなキャストたちを力強く支える。
<キャストコメント>
恒松祐里(地味子役)コメント
地味子役を演じさせて頂きました恒松祐里です。本作へ出演するにあたって世紀末さんの原作を読ませて頂いた時に、なんて素敵な作品なんだろうと感涙して私もこの物語のファンになりました!なので今回、原作の中でも印象的だった「地味子」という一見冷たいようで心の中は大きな優しさと愛が溢れている子を演じることが出来てとても嬉しかったです。初めてご一緒した小林啓一監督は凄く丁寧に映像を作っていく方で、一つ一つのシーンを舞台の稽古のように時間をかけて撮るという方法を使って下さり、きゃぴ子役の堀田真由ちゃんと相談しながらお芝居をすることがとても楽しかったです。丁寧に作っていった地味子ときゃぴ子の関係性を是非劇場で観て頂けたらと思います!公開をお楽しみに!
堀田真由(きゃぴ子役)コメント
他者からの評価で自信を無くしがちな人が多い中で、きゃぴ子が持つ言葉には救いがありました。触れたら壊れてしまいそうで、でも触れなければ今にも崩れ落ちてしまいそうな。彼女の弱さを見ていると私がぎゅっと抱きしめてあげたくなる。そんな愛おしくも切ない姿に静かな涙が流れました。こんなにも素敵な作品に関わることができたことをとても光栄に思います。4コマの世界から映像の中へどんな風に形を変え登場人物たちが飛び込んでいくのか、そしてそれぞれが抱えている小さくも大きな叫びが皆さんにどのように届くのか今から楽しみです!
箭内夢菜(撫子役)コメント
今回、演じさせて頂いた撫子ちゃん役は今までにない役で、ラブストーリーも初挑戦だったので初めは不安でいっぱいでしたが、相手役のゆうたろうさん(八千代くん)がとても優しくてしっかりされた方で、安心して最後まで演じきる事が出来ました。撮影でも、2人のシーンが多く、好きな物の話をしたり、読み合わせをしたり、お話を沢山させて頂きました。スタッフのみなさんも面白い方ばかりで、現場にいる時も居心地がよく、安心できる場所でした。八千代くんが大好きな女の子で「すき」と告白ばかりしていましたが、その日によって「すき」の言い方が変わったり、日に日に「大好き」になったり、演じている私でもこんなにストレートに告白できることをうらやましいと感じていました。このような作品で、素敵な恋をさせて頂けてとても楽しかったです♡
ゆうたろう(八千代役)コメント
はじめまして、八千代役のゆうたろうです。原作を読んで、登場人物ひとりひとりが本当に愛おしくて、切なくて。笑える場面もあるのに気づいたら泣きそうになっていました。自分がこの作品の世界の中で生きるのは正直想像出来なくて不安もあったのですが、監督と沢山お話をして、スタッフキャスト全員と本当に丁寧に創り上げる感覚で撮影していました。役としてもゆうたろうとしても成長させてくれる小林監督、世紀末さんの世界で生きられたのが幸せでしたし、クランクアップした次の日の寂しさと虚しさがとてつもない、そんな作品でした。“今を生きる”あなたに観て頂きたいです。