200年にわたり愛され続けてきたゴシック小説の金字塔「フランケンシュタイン」。この恐ろしくも哀しい〈怪物〉を生み出したのは、わずか18歳の少女メアリー・シェリーだった―。ティム・バートン、ギレルモ・デル・トロ、デヴィッド・リンチら、今世紀の鬼才たちにも絶大な影響を与え、リドリー・スコット、スティーヴン・スピルバーグ、ジェームズ・キャメロンなどの巨匠たちも深いリスペクトを表明。「高慢と偏見」のジェーン・オースティン、「ジェーン・エア」のシャーロット・ブロンテと並び、イギリス文学史に名を残す女流作家メアリー・シェリーの知られざる人生を初めて映画化した物語『メアリーの総て』が12月15日(土)より全国順次ロードショーとなる。監督は、『少女は自転車にのって』(12)で第86回アカデミー賞外国語映画賞サウジアラビア代表に選出、各国の批評家から絶賛を浴びたハイファ・アル=マンスール。今最も世界から注目を集める女優エル・ファニングを主演に迎え、哀しくも美しいメアリーの人生を極上の映像美でスクリーンに焼き付けた。19世紀イギリスを舞台に描かれる、華麗な美術と衣装の数々にも目を奪われる、この冬必見の注目作だ。
今作では、新たな階段を登ったとも言えるエル・ファングの女優としての成長も要チェック!劇中で3つの初挑戦に挑んでいる。
『マレフィセント』(14)のオーロラ姫役で美しく成長した姿で世界を魅了し、その後も『ネオン・デーモン』(16)や『パーティで女の子に話しかけるには』(17)など、個性的な魅力を発揮してきたエル・ファニング。本作では、これまでの映画で誰も演じてこなかった女流作家・メアリー・シェリーの人生を初めて演じ、意外にも、実は本作で歴史映画に初出演!さらに、劇中では初めての母親役を演じている。
ファニングは、自身が初めて演じることになったメアリー・シェリーという女性を「彼女はパワフルで、感受性が豊か。常にアンテナを張り巡らせていて、あらゆることを必死でキャッチしようとする。好奇心旺盛で観察力が鋭い、特別な女の子なの。」と分析。
さらに、初めての歴史映画で主演という役柄を演じたことに対しては「おもしろかったわ! 今までコルセットを付けたり、時代物の衣装を着たことはなかったの。立ち居振る舞いや姿勢はいつもと全然違ってくるわね。例えば、シーンの動きを確認する時は、普段着のスウェットで椅子に座っていたりするけれど、コルセットを付けてセットに戻ってくると、その動きは無理だって気付くの」と撮影当時を振り返っている。
自身初の母親役にも挑戦し、パーシー・シェリー演じるダグラス・ブースと親子3人で子供を抱いて幸せそうに微笑む姿や、一人子供を見つめるシーン写真が解禁された。
初めての歴史映画で初めての母親役に挑み、これまでに誰もその生涯を演じてこなかったメアリー・シェリーを初めて演じたたファニング。奇しくも、当時のメアリーと同年代であるファニングの貴重な瞬間が詰まった本作。ぜひ、スクリーンで!